遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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医師から父の高次脳機能障害の診断を受けました。脳梗塞による高次脳機能障害

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父が脳梗塞を患って、医師から高次脳機能障害の診断を受けました。

そのときは高次脳機能障害を知りませんでしたが、言葉の響きから脳に損傷があることや、それが障害レベルなのだなということがすぐに感じとれました。

以前のような父では無いのだと知って呆然としました。

高次脳機能障害の原因で最も多いとされるのが、脳梗塞脳出血くも膜下出血などの脳卒中です。

高次脳機能障害は脳の画像診断や、高次脳機能障害で起こりうる症状で診断されます。

 

高次機能障害のコミックエッセイがあります。 

 

クモ膜下出血高次脳機能障害となったの夫が

社会復帰するまでの様子が妻目線で描かれています。

高次機能障害がわかりやすく、

家族には参考になると思います。

 

 


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高次脳機能障害には4つの症状がある

 

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高次脳機能障害には4つの症状が現れることがあります。

 

・注意障害

・記憶障害

遂行機能障害

・社会的行動障害

 

注意障害

ボーっとする、気が散る、スイッチを消し忘れるなど

 

記憶障害

予定を忘れる、昨日のことを思い出せない、モノを覚えられないなど

 

遂行機能障害

優先順位をつけられない、段取ができないなど

 

社会的行動障害

怒りっぽくなる、相手の気持ちがわからない、自分の障害がわからないなど

 

脳卒中を起こしてから怒りっぽくなり、性格が変わったと感じる家族も多いようです。

高次脳機能障害の場合、外見上は問題なく生活できているように見えるので、気がつきにくいものなのだそう。

復職や復学した後に、徐々に症状がでてしまうこともあるそうで、高次脳機能障害は「見えない障害」と呼ばれます。

ニュースで脳卒中から元気に復帰されている方を見ると、障害が残らなくてよかったなぁと思うようになりました。 

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患者の症状に合わせて高次脳機能障害の治療(リハビリ)が行われます。

医師以外に、言語聴覚士作業療法士臨床心理士などが治療にあたってくれます。

父の高次脳機能障害がどれくらいのレベルなのかはわかりませんが、施設で暮らすにあたっては問題のないレベルです。

記憶はしっかりしているので記憶障害は無いと思います。

ボーっとする時があるといった程度の注意障害や、やや感情面で不自然な点が感じられる程度の社会的行動障害があるくらいかと思います。

怒りっぽい症状で、他人に危害を与えるレベルになってくると受け入れてくれる施設も限られてくるようです。

父が怒りっぽく無くてホッとしましたが、脳梗塞はそれほど恐ろしいことになりかねない病気なのだ感じました。

 

高次脳機能障害でも車の運転をすることもできる

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診断を受けた担当医師にまず相談しなくてはいけませんが、高次脳機能障害の診断を受けても車の運転を再開することができます。

父には運転は無理だろうと判断し、医師に相談することもなくあきらめました。