イライラしてる人が増えてるな、と感じていた矢先のニュース。
5月1日、名古屋市の役所で75歳男性が 10万円の特別給付金について説明を受けていたそうですが、
「てめえら殺すなんて簡単だ」
などと怒鳴り、腕を振り払うなどの暴行を加えた疑いが持たれ、公務執行妨害で現行犯逮捕されました。
特別給付金が自宅に郵送されてくるものと勘違いし、
職員の態度に不満を覚えたそうです。
母にこんなニュースがあったのよ、と話したところ、
「きっとその役所の人の態度が悪かったのよ」
と即答。
「上から目線で言ったんじゃないかしら」
今でこそ、役所は丁寧な対応の方が多いですが、ひと昔前は、たらい回し、不親切な対応といった振る舞いが多く「お役所仕事」と言ったものです。
今でもそういう人は少なからずいる、と母は言いたいのだと思います。
母は役所に赴くことが仕事でありましたから、昔年の恨みが残っているのでしょう
(;^ω^)
75歳男性と職員の間にどんなやり取りがあったかわかりませんが、そもそも特別給付金が自動的に振込みされるシステムでは無かったことが人々の不安を煽ったのではないかと思います。
これまで給付金をはじめ還付金など、さまざななものが自己申請制です。
申請しなければもらえないかも!?
そう焦る人がいても不思議ではありません。
ネット環境の無い方ならなおさらです。
自動的に振り込まれるというのはもちろん難しいことだと思います。
しかし、年金受給者くらいはどうにかならなかったのかな。
年金からさまざまな税金が徴収されて受給者に振込されています。
口座もわかっていますから、振り込み可能ではないのかな。
細かいことはわかりませんが、高齢者だけでもそうした処置を施し、安心できる仕組みを提案できれば、75歳男性も逮捕されずに済んだのだろうに、と思いました。
サラリーマンについても、会社を通せば速やかに給付金を振込できるのではないかと考えました。
年末調整で扶養家族の書類を出してますし、家族構成も把握できるのではないかな。
なんなら会社で改めて確認してもらうなどしてもらっても良いでしょう。
会社が個人に支払いをせず資金繰りにまわす、ってことになったら大変ですので、そこは難しい所ですが、一刻もはやく国民を安心させようという姿勢が見えてきません。
こうした対応にはIT大臣や厚生労働大臣あたりの機動性が問われるように思います。
戦争をご存知な昔の方は、地位の高い人も国民のひもじさを真近で見た経験があるものです。
しかし、今はそのひもじさを知らない人が多いのではないかな。
政治家になる方は家柄が立派なことも多く「お金が無い」というレベルが、一般人と開きがあるように思います。
万引きや、少額の強盗のニュースが増えてきているように思います。
北海道で「飯を食べさせろ」と家に押し掛けた男のニュースには閉口しました。
空腹って本当につらいと思います。
心もささくれます。
その昔、貧しい国に賞味期限が切れそうな古米を支援にまわしてはどうだという話がありましたが、それは失礼では無いかということで止めにしてしまった案件がありました。
失礼かどうかは、先方が決めればいいこと。
それでも欲しいと言ってくれるなら差し上げて良かったと思います。
食べられることのほうが大事。
私はそう思います。