70代前半、虚血性大腸炎の入院期間、入院費用。脳梗塞後に起きた虚血性大腸炎。
父は脳梗塞の退院後、下血が見られたため救急車で病院に搬送されました。
診断の結果、虚血性大腸炎で再び入院しました。
虚血性大腸炎は大腸への血流が悪くなり腸に炎症が起こる病気です。
炎症が起きている腸に便が通過すると悪い場所を刺激してしまい症状が悪化する恐れがあるため、虚血性大腸炎では腸を休めることなどが治療の中心になります。
父が虚血性大腸炎で入院していた期間は約2ケ月です。
手術を勧められるほど重い虚血性大腸炎だったので、通常よりも入院期間が長いです。
軽い虚血性大腸炎なら1週間程度の入院で済むこともあります。
もっと軽い場合は入院しないで、外来で通院して治療もできます。
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虚血性大腸炎は3つの種類に分類することができます。
一過性型:粘膜、粘膜下層までに炎症がとどまる
狭窄型:粘膜下層にまで炎症が及びその後線維化が起きて腸管が狭くなる
壊死型:腸管壊死が起きて腸に穴が空く
父の虚血性大腸炎は狭窄型だったと思います。
画像を見せてもらったところ腸管が狭くなり、真っ白でした。
◆70代前半、虚血性大腸炎の入院期間、入院費用は?
父が虚血性大腸炎で救急車に運ばれたのが、月の下旬。。。
そんなタイミングもあって、入院期間は約2ケ月ですが、月をまたいでいたので入院費用は3ケ月分となりました。
高額医療費が適用され、入院費用は以下のとうりです。
入院当月の入院費用 44,400円。
入院翌月の入院費用 44,400円+食事など18,720円
入院翌々月の入院費用 44,400円+食事など32,760円
入院費用合計 184,680円
食事などの費用が、翌日と翌々月で倍近く違う理由は、父はほぼ絶食で、点滴で栄養を摂っていたからです。
翌々月になって、お粥などを食べられるようになりました。
父が入院した当時の高額医療費の上限はまだ44,400円だったのですが、現在の上限は57,600円(一般所得者)となっています。
※高額療養費として払い戻しを受けた月数が1年間(直近12ヵ月間)で3月以上あったときは、4月目(4回目)から自己負担限度額が引き下げられます。
父の入院費を現在の高額医療費で計算し直すと、
入院当月の入院費用 57,600円。
入院翌月の入院費用 57,600円+食事など18,720円
入院翌々月の入院費用 57,600円+食事など32,760円
入院費用合計 224,280円
と、約4万ほど高くなります。
国民年金(老齢基礎年金(満額))令和2年度(月額)65,141円 ですから、入院費用は年金と貯金から少し取り崩せば賄えるくらいでしょうか。
厚生年金があれば年金内で支払えます。
父は手術をせず、投薬での治療をお願いしました。
70歳以上の手術は、体への負担が大きいです。
脳梗塞を少し前に起こしたばかりで体力も無くなっていましたから、手術をしたら弱ってしまう可能性が高いです。
投薬治療は一旦、上手くいったものの、今度は副作用が出てしまい、再び腸に腫れがみられました。
そのため予定していたより、入院が長引きました。