田舎に住む両親をどうする? ~遠距離介護な日々~

父が脳梗塞で倒れ遠距離介護がスタート。田舎に住む両親をどうするか考える日々

場所に気をつけたい老人介護施設選び。

場所に気をつけたい老人介護施設選び。

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気象庁は9日(月)に一連の豪雨に関して、「平成30年7月豪雨」と命名しました。

豪雨災害で気象庁が命名するのは去年の「平成29年7月九州北部豪雨」以来です。 

両親の入所する施設のある地域でも大雨が降りました。

職員さんもいらっしゃいますし、増水した川が氾濫するような場所ではないためさほど心配はしていませんでした。

両親の施設を選ぶときに、自分が遠方に住んでいてすぐに駆けつけられないこともあり、なるべく安全で川が近くを流れていないことなども考えていました。

 


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老人介護施設を探してみるとわかりますが川辺に老人施設が建っているところは多いです。

周囲が静かで、窓からの風景が良いので入所者さんに良い環境でもありますし、住宅街から離れているので、例えば認知症の方が大声を出されても大丈夫などさまざまな好条件があってのことだと思います。

ですから川辺の老人施設を選ぶのは決して悪くはありません。

リスクを知っておくのは大事だと思いますので、気をつけるポイントを紹介したいと思います。

 

どうして老人介護施設選びに場所を気をつける必要があるのか?

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2016年、台風10号で岩手県岩泉町の高齢者グループホームの入所者9人が犠牲になりました。

グループホームの入所者は、非常時には、隣接する介護老人保健施設に避難することになっていました。

しかし、台風10号は観測史上初めて、太平洋側から東北地方に上陸し、記録的な豪雨をもたらしたこともあり、あっという間に水位が上昇して逃げ場を失ったと見られています。

またグループホームということは認知症の方々が入所されており、夜間は職員が1人しかいませんので、外部からの支援がなければ入所者を避難させるのは困難です。

避難するにも時間がかかったのではないかと思いますが、となりの介護老人保健施設にはおよそ80人の入所者とおよそ20人の職員がいたとみられており、もともとは助けを借りて避難する予定だったのだと思います。

このときグループホームの職員さんも川に流されて、住民に助けてもらい命はとりとめたそうで、この川の急激な水位の上昇が想定外だったことが伺えます。

 

場所に気をつけたい老人介護施設選び。周囲の環境をチエックしよう!

  

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GoogleMapのストリートビューで確認すると、堤防が設けられていたり、現地に行かなくても詳細な情報を得ることができます。

入居を検討している老人介護施設の周囲がどのような環境なのか確認するのがおすすめです。

浸水想定区域や土砂災害警戒区域にある場合、避難計画の策定や訓練、自治体への報告を義務付ける改正水防法などが2017年6月に施行されています。

そういう区域では、安全対策がとられているので、ある意味では安心と言えるでしょう。

住民に避難を呼びかけるのは市町村の役割です。 

実は災害にあった岩手県の高齢者グループホームのそばを流れていた川は、防災対策を重点的に進める川の「指定河川」ではありませんでした。

指定河川では町が避難勧告を出す基準となる水位を県があらかじめ定めておいて、それを超えると県は町に連絡をすることになっています。 

しかし指定河川では無かったことや、役所の職員などが氾濫を予測できなかったために災害が発生した高齢者グループホーム近くの川流域に避難勧告は出されなかったのです。。。

その結果、避難するのが遅れてしまいました。

 

場所に気をつけたい老人介護施設選び。どうしてもソコしかなかったら?

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田舎の場合、老人介護施設が限られていますし、待機待ちの関係もあって選択肢が無い場合もあります。

川辺の施設でも、鉄筋コンクリートなどのしっかりとした建物であれば安心度が違います。

また階層が高いことも安心につながります。

岩手県の隣接していた介護老人保健施設にも濁流が流れ込みましたが、入所者や職員は3階に避難して無事でした。

入居する予定の部屋が何階にあるかチエックするとよいでしょう。

後日、上層階が空いたら引っ越したいとリクエストしておくのもおすすめです。

他には、医療機器を普段から使用されている方であれば、発電機が屋上などに備えつけられているのか(施設が古いと地下に予備発電機があり、浸水していざというときに使えないという事例もあります)確認しておくと良いと思います。

気になったことを施設に質問しておくと、後で改善されることもあります。

外部の人に言われて初めて気がつくこともあるからです。

 

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施設の設備も大事ですが、施設長さんがどんな人なのか、が個人的にはいちばん大事だと思います。

両親が施設に入所してからそう思います。

施設長さんがきちんとしていれば、災害など何かあっても最適な判断をしてくださるのではないでしょうか。

職員さんの態度ひとつでも、施設の掃除がキレイにされているかどうかなど、施設長さんの指示がどれほど行き渡っているか感じることができます。

でもそれは災害時に限ったことではなく、普段からもとても大事なことです。

介護施設を訪れたとき、施設長さんの人柄に注目です!