高齢母から「本を読んでいる」
もし、もう一度、あの時間に戻れるとしたら。
そして、やり直すことができるとしたら――。
大好きだった年上のある女性、
産んだ直後に死んでしまった母、
交通事故で亡くなった息子……。
2006年から20年前、1986年の門司にタイムスリップしていた。
過去に戻ってしまった登場人物たちそれぞれの群像劇。
映画『黄泉がえり』原作者・梶尾真治氏が、映画『この胸いっぱいの愛を』の原作者自らの手による異色のノベライズ作品です。
小説はハッピーエンドで終わるので、母の読後感も良いことでしょうが。。。
あら?
以前も読んでると聞いたような。。。
調べると、去年の3月に読んでました。
過去記事 『この胸いっぱいの愛を』 梶尾真二
高齢母の感想は「変わった話」
感動じゃ無い(笑)
理解できなかったので、もう一度読んでみようという気になったのかも。
母は気になる本や好きな本は何度も読み返すことがあるので、ボケているわけではないと思います、と思いたい。
昨日に電話で、以前のことをハッキリと思い出したことがあると話だし、
60代後半の頃の記憶が戻ったらしい。
けれども、以前は覚えていた思い出を話すと、そちらは忘れている。
なーんだ、ひとつ思い出したら、ひとつ消えるんじゃないの。
母の容量は決まっているみたいです。
『おもしろ!脳活パズル120日 クロスワード編(川島隆太教授の健康パズル)』をやりはじめてもらってから頭の働きの調子が良さそうと感じています。
会話しててもパッと反応が返ってきたり、いろいろ思いつくようです。
「節分が終わったので、さっそくひな祭りの塗り絵を部屋に飾った」とも話してくれました。
シリーズでたくさん出ているので、終わったらまた同シリーズを送ってあげようかな。
前回に母にスルーされた質問「門司に行ったことはありますか?」をふたたび。
すると今回は
門司は行ったことはないですね。修学旅行は四国まででした。
ちゃんと返事がありました。
やはりドリルが効いてる気がします。
ところで、黄泉がえりって続編『黄泉がえり again』が出てるんですね。知りませんでした。
梶尾真治は『黄泉がえりagain』に熊本の再生への祈りを込めたのである。
あの大地震から二年。
熊本で、死者が次々生き返る“黄泉がえり"現象が再び発生した。