行政改革目安箱(縦割り110番)。全てのメールに河野太郎本人が目を通します!?
菅首相が行政改革を担当することになる河野太郎氏には、国民から意見を募る「縦割り110番」のようなものができないか提案したところ、さっそく行政改革目安箱(縦割り110番)のメールフォームが設置されました。
「全てのメールに河野太郎本人が目を通します」って書いてます!
※変更されました
行政改革目安箱(縦割り110番)に予想を遥かに超える数の意見があり、新規の受付を一時停止しました。
尚、内閣府にはこれまでにも「規制改革ホットライン」が設置されており、こちらは現在も受け付けております。
関連リンク 内閣府共通意見等登録システム - 内閣府
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「無駄な規制、仕事を妨げている規制、役所の縦割りで困っていることなど情報をお送りください」
と投稿しています。
うわー、何か改革して欲しいことは無かったかな?
ところで「縦割り」について、ピンッときましたか?
ヒントになりそうなサイトがありました。
元官僚に聞く質問箱。
質問
わからないことがあって役所などに電話すると
「それは○○課の管轄なので、電話回しますね」
などと言われてたらい回しにされてしまいますよね。
その最たる例が中央官庁だと思いますが、そもそもなんで役所は縦割りだなんて言われるんでしょうか?
国民にわかりやすくしてくれるのも、役所の仕事だと思うのですが、違いますか?
元官僚の答え(一部抜粋)
例えば「企業がもっと農業に参入しやすくする規制緩和をする」という案を作って経済産業省と関係が深い経済団体や政治家に説明すると、「それはいいことだ、もっと進めよう」ということになるわけですが、農水省に関係が深い農家の団体や政治家にその案を持っていくと「それでは既存の零細農家の経営に悪影響が出るのではないか」とか「農地に一般の土地と同じように投機的な投資が流れ込んで、まじめに農業をやる人が減ってしまうのではないか」とかいったネガティブな反応が出てくるわけです。
本当に懸念される事項であれば、ネガティブな反応も考慮しなくてはならないことだと思います。
問題は利権が絡んでいるときですよね。
政治家が損得勘定で働きかけてしまうと、まったく役に立たない政策ができあがります。
政治家の影響力で決まるのではなく、現場の声が反映されるような、何か明確な仕組みが必要だと感じます。
行政改革目安箱(縦割り110番)は、選挙で投票するよりも、もっと身近に何かを改革できるかもしれないチャンスかもしれません。
行政のことで愚痴を漏らしたことがあれば、送ってみてはいかがでしょうか。