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脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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「瓦」固定を義務化へ 台風で飛散の被害多発で。空き家の実家の瓦屋根はどうなる?【国土交通省】

 

気になるニュース『「瓦」固定を義務化へ 台風で飛散の被害多発で』を見ました。

 

屋根瓦の飛散を防ぐため、新築を対象に瓦の固定を義務付けます。  

国土交通省は台風や地震による屋根瓦の飛散や落下を防ぐため、新築住宅を対象にすべての瓦を釘などで固定するよう義務付ける方針を決めました。

現在の建築基準法では屋根の軒など部分的な固定が義務付けられていますが、台風災害などで瓦が飛ばされる被害が多発していることを受け、すべての固定を義務化します。

国土交通省はすでに建っている住宅についても固定化を進めるために支援策を検討しています。

参考「瓦」固定を義務化へ 台風で飛散の被害多発で・テレ朝ANAニュース

 

そんなに台風で瓦屋根が飛んでいるのですね。

新築を対象に瓦の固定を義務付けですが「すでに建っている住宅についても固定化を進めるために支援策を検討」とのこと。

現在、空き家になっている実家は瓦屋根ですから気になりました。


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国土交通省によると、 瓦屋根の被害は

建築基準法の告示基準(昭和46年建告109号)』

での被害が大きく、被害の割合は(軒・けらば43%、むね68%、平部57%)

『瓦屋根標準設計・施工ガイドラインガイドライン工法)』

は脱落による被害は少なかったが、沿岸部では局所的な強風による一部被害が発生したとのこと。

被害の割合は(軒・けらば11%、むね27%、平部45%)

平部=主な屋根の部分。

 

実家の屋根は父が60代のときにリフォームしています。

今から約15年前くらいになるでしょうか。

ガイドライン工法で設置し直されているといいのですが、詳しくはわかりません。

実家に帰省して「どうだ、屋根をリフォームした!」とリフォームが終わった後に知らされました。

大雑把に工事費用を聞いて(そんなにかかったの!?)と内心びっくりでした。

リフォームしてから15年も住めなくなるなんて父は思ってなかったのでしょうね。

1年あたり、なんて高い屋根!

当時の工事記録が残って無いか書類を確認したいと思います。

 

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実家の地域では瓦屋根の家が多いです。

『瓦屋根が立派なおうち』というのは昭和のお金持ちの象徴でもありましたし、屋根が立派な家が「良い家」とされる傾向にあると思います。

ですから、父が屋根にこだわった気持ちは理解できます。 

 

粘土瓦の良いところは、塗装のメンテナンスがいりません。

もし割れたら瓦を交換するだけです。

自宅の庭に瓦のストックが置いてある家も珍しくありません。

粘土瓦は耐久性に優れていて50年程持つと言われています。

デメリットは、国土交通省が懸念するとうり地震や台風で破損しやすいということでしょうか。

しかし、瓦を固定することでそのデメリットも解消されそうです。

とは言え、また新たな詐欺や悪徳業者が「お宅の屋根に釘で固定しますよ」と現れそう!

事前にそのような業者が来ても、追い返すように両親に伝えておくのが良いかもしれません。

 

関連リンク 国土交通省・令和元年房総半島台風を踏まえた建築物の強風対策の方向性.pdf