遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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父が施設に入所するまでの準備・服や下着に名前を書く。名前の書き方。持って行く服の量は?洗濯は?(父の脳梗塞から51日目~) 2022年4月追記

父が施設に入所するまでの準備。施設での洗濯方法。

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 父の入所する施設からの返事を待つ間に、父の服や下着の準備をすることにしました。

入所予定の介護施設の洗濯は以下の2択です。

 

1.家族が自宅に持って帰って洗濯をする

2.介護施設の洗濯サービスに申し込む

  

父は施設の洗濯サービスに申し込むことにしました。

洗濯の料金は量によりますが月3千円程度の予定です。

下着や服は1~2週間分ほどあれば足りますとアドバイス頂きました。

新品の下着を用意し、父の名前を書かなければなりません。

他の入所者さんとの洗濯物を区別するために書いておく必要があります。


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◆服に名前を書く方法その1:洗濯しても落ちにくいペンで名前を書いておく 

 

衣服に名前を書く方法を紹介していきます。

まずは『洗濯しても落ちにくいペン』でしっかりと名前を書く方法。

ペンはサクラクレパスのマイネームツインがおすすめです。

洗濯にも強く、にじみにくいです。

2種類の太さが選べるので、名前も書きやすいと思います。

布以外にプラスチック、ビニール、金属にも書けます。

歯磨き用のコップなどに名前を書くのにも便利です。  

 

なるべくはっきり、わかりやすい場所に書くようにしました。

わかりにくいと施設の方の仕事に支障が出ますし、紛失する原因にもなります。

 洋服の表示タグに名前を書く人が多いです。

下着はエストゴムあたりに名前を書く人が多いです。

 

『タグペタラベル』に名前を記入するのもおすすめです。

洗濯タグに貼るだけです。

アイロンいらずのネームタグです。

 

しかし手書きするのは大変です。

 

◆服に名前を書く方法その2:アイロンで簡単に衣類に名前を書く。 

 

介護用にネームラベルが販売されています。

名前がラベルに印刷してあるので、アイロンで洋服にくっつけるだけで簡単です。

 

 

アイロンで転写できる「フロッキーネーム」は、タグ状のアイロンプリントと異なり衣類と一緒に伸縮します。

そのため、繰り返しの洗濯にも丈夫です。

名前の書きにくい靴下タオルにも名前が入れられて便利です。

 

 

 シンプルなネームタグも良いですが、柄がついていると判別しやすくなるのでおすすめです。

イラストだけでなく、水玉などの柄もあります。

女性の高齢者は可愛いタイプのほうが好きという人もいらっしゃいます。

 

 

◆服に名前を書く方法その3:ハンコ(スタンプ)で名前を書く 

 

母が服に名前を書いたのですが、マジックペンで書くには服の量が多くて大変です。

転写式のネームタグはアイロンが必要です。

アイロンが無い場合は、スタンプで名前を服に押すのもおすすめです。

 

 

お子さん用のスタンプですが、大きさの種類が豊富でおすすめです。 

 

 

洋服のタグに名前をハンコできる『洋服タグ用お名前スタンプ

こちらを購入してみました。

スタンプも付属して発送もはやかったです。

普段はネームペンで父の名前を記入していますが、色の濃い服だと名前を記入する箇所が無いために購入しました。

母に送ったところ「押しやすい」とのことでしたが、大きく名前を書きたいとのことで、自分でタグをつけて名前を記入しています。

 

コップなどの小物、オムツなどにも押せます。

デイサービスなどでオムツやパンツの持参が必要な高齢者にも便利だと思います。


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◆服に名前を書かれるのを嫌う高齢者

 

高齢者のなかには、服に名前を書かれるのを嫌がる人もいます。

父には洗濯を施設に外注するので「紛失しないため」に名前を書くことを事前に説明しました。

説明が後になると、自分が適当に扱われていると感じてしまうこともあると思いますし、驚きのあまり怒ってしまうこともあります。

事前にひと言「名前を書いておくね」と声をかけておくのがおすすめです。

 

見えにくい服の内側に名前を書けばよかったのですが、母は表の目立つところに大きく名前を書きました。

これにはさすがの父も苦笑い。

父は「母が名前を書いた」ので、どこに名前が書かれていても「仕方がない」と受け入れてくれたようです。

父は母がすることは、ほとんど何でも受け入れてくれます。

長年の夫婦関係ですね。

しっかりと名前が書かれているおかげで、今のところ紛失はありません。

 

施設では少量の服しか置けないため、季節ごとに入れ替えをしています。

置いておける服の量は施設によって異なると思いますし、借りる部屋の広さによっても変わると思います。

施設に入所する前に、服をどれくらい持っていっても構わないか、もしくは施設を見学した際に他の入所者さんの部屋を少し見せてもらうと感覚が掴めるかもしれません。

 

衣替えの際に、名前が薄くなっていないか母にチエックしてもらっています。

名前が薄くなっていれば、母にペンでなぞってもらっています。

 

※ 2022年4月追記

父の施設の洗濯物システムは、入所時に施設指定の洗濯ネットを購入。

洗濯ネット1回分750円×4回=月3000円です。

介護施設によって異なると思いますが参考までに。

施設選びのポイントなど経験談。介護認定の判定が降りないうちに老人介護施設の見学!(父の脳梗塞から50日目~)

施設選びのポイント

 

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施設を探す前に、費用の上限を決めておく必要があります。

親の年金だけで費用の捻出が難しい場合は、親の貯金を使うのか。

兄弟といくらまでなら援助できるのか、相談しておくとトラブルを避けられます。

施設選びのポイントは、まず「費用」だと思います。

 

次に施設選びのポイントは施設の希望条件。

自宅から近いとか、何でも希望を書きだすのがおすすめです。

リスト化してみると、優先順位が自然と見えてきます。

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施設選びのポイント(私の場合)

 

 私が施設に希望する条件は、予算のほかにもいくつかありました。

・リハビリをしっかりしてくれるところ

・施設で診察を定期的におこなってくれるところ

・駅から徒歩で施設まで行けること

(車社会の田舎では施設が駅から離れていることが多いのです)

などなど。

希望条件を書きだすことで優先順位が見えてきて施設が選びやすくなります。

 

施設選びに悩んだら相談してみましょう

 

何を優先して、何をあきらめるか。

それでも悩んだら、ケアマネージャーに悩んでいることを伝えてみましょう。

アドバイスをもらうのです。

もちろん身内や友達に相談しても良いですが、ケアマネージャーは介護のプロです。

プロからのアドバイスには、現場でしかわからない情報もあります。

 
老人介護施設の見学をしました。見学のポイント。

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 私の希望条件に見合う老人介護施設を見つけました。

電話で問い合わせすると空き予定もあるとのこと!

さっそく見学を申し込みすると、すぐに対応してくれました。

対応が良い施設であることも、今後のお付き合いを考えると重要です。

見学をしてみて、

 

・施設の外観に清潔感があり、エントランスの雰囲気がよい

・施設内も掃除が行き届いており、明るい雰囲気がよい

・案内してくれた人が丁寧な対応だった

・他の従業員も挨拶をしてくれて感じがよかった

・入所者のみなさんが落ち着いて過ごしていた

・レクで合唱したり、食事前に嚥下防止の運動をしていた

 

などなど。

見学してみて施設に好感を持ちました。

電話で大まかな費用を聞いていましたたが、細かいことも質問して見学は終了。

「介護認定の判定がまだなんですが・・・」

介護認定される前でも申し込みはできますが、施設によって受付してくれないところもあります。

事情を説明したうえで申し込みをしました。

あとは入所の許可が下りるのを待つのみです。

介護型ケアハウス(介護型軽費老人ホーム)とは?【介護施設の種類】 体験談も交えて紹介!

介護付きケアハウスとは?【介護施設の種類】 

 

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介護型ケアハウスについて私の体験談も交えて紹介します。

ケアハウス(軽費老人ホーム)とは 社会福祉法人地方自治体、民間企業が運営する施設です。

ケアハウスは身の回りのことを自分でできる人が利用する「自立型」と介護が必要な人の「介護型」の2種類があります。

 今回は父のように脳梗塞の後遺症が見られ、介護が必要な場合の人が入所する介護型ケアハウスについて紹介します。

 

介護型ケアハウスの入所基準

 基本は65歳以上の自立している人から要支援・要介護の方まで、入所できます。

しかし、施設によって入所基準が異なります。

介護型ケアハウスは要介護者(介護1)から入所可能なところが多いです。

夫婦の入所希望であれば、どちらかが介護1以上であれば入所できるなどこれも施設によって基準が異なります。

施設に問い合わせして確認をしなければわからないことが多いです。

  

介護型ケアハウスの費用の目安

入居一時金は不要なところもあれば、必要なところもあります。

 

居住費 + 生活費(食費) + サービス提供費(入居者の所得に応じて1~10万円)+ 介護保険料 =約16~20万円

 

補足

施設によって水道光熱費が部屋ごとの請求だったり、一律で料金に含まれている場合があります。

夏と冬に冷暖房費用として別途3千円ほど請求する施設もあります。

洗濯物はクリーニングをお願いできる場合と、家族が持ち帰って洗濯する場合など施設によってさまざまです。

 

事前にチエックしておくと良い金額のポイント(まとめ)

水道光熱費の請求の仕組みがどうなっているか確認

・夏と冬の冷暖房費の加算金額を確認

・洗濯物のクリーニングの金額を確認

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介護型ケアハウスの特徴

介護保険法の「特定施設入居者生活介護」の指定を受け、介護スタッフによる介護サービスが受けられます。 

介護型ケアハウスは重度の介護状態になっても住み続けることが可能です。

施設によって看取りを行ってくれるところもあります。

まだ数も少なく満室の施設も多いです。

身元を引き受けてくれる保証人が必要ですが、いないときは相談できます。

  

介護型ケアハウスの入居期間について

入所 期限が無いので本人が入居を希望する限り入所していられます。

伝染病にかかっていないこと、共同生活ができる人など条件はあります。

施設によっては胃ろうなど特別なケアに対応できないという理由から退所をお願いされることもあります。

入所の際に確認されるといいと思います。

  

介護型ケアハウスの申し込みについて

気になる施設の資料を取り寄せて確認します。 

施設を決めたら、施設から申し込み用紙をもらい自分で直接提出します。

複数の施設に申し込むことができます。

 


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介護型ケアハウスはどういう人が利用するの?

特養の空き待ちに利用する方もいらっしゃいます。

家族の自宅から介護型ケアハウスが近くて便利な方も利用しています。

 自宅では面倒をみられないけれど、日中は親の面倒をみたいという人が多いのです。

また介護型ケアハウスの施設によりますが、賃貸住宅のようにプライバシーに配慮されているところもあり、家族も付き添いやすい雰囲気であることも利用する理由のひとつであることも多いようです。

介護ケアハウスは規模がそこまで大きなところが少なく、駅から近い、閑静な住宅街の中にあるなど利便例の良い立地条件の施設が多く見られると感じました。

 

父の入所先に「介護型ケアハウス」を考えてみて

 脳梗塞で倒れた父に介護型ケアハウスは魅力的に見えました。

特定施設入居者生活介護の指定を受けている介護型ケアハウスでは、介護が受けれるうえ、機能訓練室があることが基準だからです。

脳梗塞の後遺症で右半身に大きな麻痺の残った父に、リハビリは絶対に必要だと思いました。

しばらくリハビリに専念できる環境が整えば、退院時よりも回復が見込めます。

また、寝たきりにさせないためにもリハビリで筋肉を衰えさせないのは重要です。

しかし、田舎には介護型ケアハウスはありませんでした。

少し街まで出れば介護型ケアハウスがありましたが、地域密着型と言って、その街に住民票が無ければ利用できませんでしたし、満室で空き待ちになると言われてあきらめました。