遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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住宅型有料老人ホームとは?【介護施設の種類】 体験談も交えて紹介!

住宅型有料老人ホームとは?【介護施設の種類】

 

f:id:caigo:20170821100718j:plain住宅型有料老人ホームについて私の体験談も交えて紹介します。

住宅型有料老人ホームとは主に民間企業介護が経営している施設です。

ざっくりわかりやすく言えば「食事つき高齢者向けマンション」といった感じ。

訪問介護通所介護などの外部サービスを利用し介護を受けることができます。

通所介護施設、通所リハビリテーション施設を併設していることも多いです。

   

住宅型有料老人ホームの入所基準

施設によって入所基準が異なりますが、

支援1、2から要介護1~5の人が対象です。

 幅広い介護度を受け入れているケースが多く見られます。

 

 住宅型有料老人ホームの費用の目安

介護度によって金額に差はありますが概ねの内訳は以下のとうりです。

入居時に一時金を必要とする施設もあります。

介護費用 + 居住費・食費 + 日常生活費(水道光熱費、日用品)=約10~18万円

+ランドリー代

洗濯を委託する場合と自分で洗濯する場合とで費用も異なってきます。

いくつかの施設に聞いたところ、無料で洗濯機が使えるところと、コインランドリー(有料)を置いているところ、洗濯が完全委託になっているところと施設によってさまざまでした。

意外と見落としがちなのでチエックを忘れずに。

 

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住宅型有料老人ホームの特徴

住宅型有料老人ホームは施設によって雰囲気がさまざまです。

ケアハウス寄り(介護度が軽め)の施設もあれば、老人介護施設寄り(介護度が重め)の施設もあります。

例えば、自立した暮らしのできる高齢者を積極的に受け入れている住宅型有料老人ホームでは、外出も本人に問題がなければひとりでできるところもありますし、外出イベントを行っていることもあります。

反対に介護度の高い高齢者が多い住宅型有料老人ホームでは、本人に外出できる能力があっても、家族の付き添いが無ければ外出できないこともあります。

もしくはヘルパーのサービスを利用することで外出できることもあります。

家族が施設の近所に住んでいれば問題はありませんが、私のように遠距離で通う場合には、外出を付き添うことがなかなかできませんから、出歩ける親の入所を考える際には重要なチエックポイントになります。

 

住宅型有料老人ホームの入居期間について

 期限が無いので本人が入居を希望する限り入所していられます。

住宅型有料老人ホームは介護度を幅広く受け入れているところが多く、介護度が上がってもそのまま住み続けられるという利点があります。

ただし、施設によっては介護度が重度になると面倒をみれないという理由から退所をお願いされることがあります。

入所の際に確認されるといいと思います。

特養の待機に住宅型有料老人ホームを臨時的に利用する方もいらっしゃいます。

特養よりも家族が家から通いやすいということで、住宅型有料老人ホームを利用する方もいらっしゃいます。

 

住宅型有料老人ホームの申し込みについて

施設を決めたら、施設から申し込み用紙をもらい自分で直接提出します。

複数の施設に申し込むことができます。

 

 住宅型有料老人ホームには入居金が必要なの? 【疑問 その1】

 近年では入居金を必要としない住宅型有料老人ホームも増えています。

また入居金が必要であっても5~10万円程度のところもあります。

内訳を聞くと半分は退去の際に部屋のクリーニング費用として、残りは問題が無ければ返金してくれる施設もあります。

高級な住宅型有料老人ホームでは数百万円から数千万の入居金を必要とするところもあり、月々の利用料も高めです。

施設によって異なるので確認しましょう。

 


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住宅型有料老人ホームの家具は?

遠方からの介護で大変なのは親が施設に入所する際に、服など必要なモノを準備して運ばなければならないことです。

そこにさらに家具など必要なものを用意することになったら大変です。

ほとんどの住宅型有料老人ホームでは基本的に家具を揃える必要はありません。

馴染みのある家具があるほうが落ち着くという理由からタンスなどを持ち込む高齢者もいらっしゃいます。

ベッドを持込できるところもありますが、ベッドはレンタルすることができます。

レンタル料金は発生しますが、将来、介護度があがったときにベッドを交換できるメリットがあります。

布団は準備してください、と言われる施設もあれば、布団は施設で用意するのでカバーの洗濯代を頂きます、というシステムになっているところなど施設によって異なります。

親がずっと同じ施設で暮らせればよいのですが、もしも体調を崩して長期入院になると、一旦それらの荷物を引き揚げにいくことも考えなければいけません。

そんなとき家具付の住宅型有料老人ホームは便利だと感じます。

(老健)介護老人保健施設とは?【介護施設の種類】 体験談も交えて紹介!

老健)介護老人保健施設とは?【介護施設の種類】

 

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 介護老人保健施設について私の体験談も交えて紹介します。

介護老人保健施設は 介護保険施設です。

介護保険施設とは、介護保険サービスで利用できる公的な施設で、要介護の認定を受けた人が入所の対象です。

   

介護老人保健施設の入所基準

要介護1~5の人が対象 。 

 

 介護老人保健施設の費用の目安

介護度によって金額に差はありますが概ねの内訳は以下のとうりです。

入居時に一時金は必要ありません。

介護費用 + 居住費・食費 + 施設サービス費 + 日常生活費=約10~15万円

部屋が多床室、ユニット型、ユニット型準個室、従来型個室によって居住費が異なります。

 介護老人保健施設の費用が高いと感じるときは 「居住費・食費」をチエックしてみて下さい。

 

  介護老人保健施設には低収入の人に軽減措置があります。

低収入の人には軽減措置があります。

介護保険負担額認定証」の交付を役所で受ける必要があります。

あくまでも目安ですが、費用が月あたり6万円程度になります。

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介護老人保健施設の特徴

介護老人保健施設リハビリテーションを受けながら自宅復帰を目指す施設です。

自宅復帰を目指す施設なのですが、特養老人ホームの待機に利用するケースが多いです。

そのため入所者が移動するので空きが出やすい施設です。

 介護老人保健施設によっては、自宅復帰を目指していない場合は入所の優先順位を下げることもあります。

在宅復帰率が高ければ高いほど介護報酬が高いという理由があるからです。

施設の方針によって異なります。

 

介護老人保健施設の入居期間について

自宅復帰を目指す施設なので、入居期間は基本3~6ケ月程度となっています。

しかし、施設側が延長を許可すれば引き続き施設でお世話になることができます。

ある施設に問い合わせたところ、入所者の様子や家族の希望を考慮して延長される場合が多いとのことでした。

また施設が待機待ちで混雑していない場合は延長されやすいようです。

その施設では長い方で2年間ほど入居されているとのことでした。

延長にも限度がありますので、いつかは退所しなければならいと認識しておいてください。

入居期間の長い人から退所のお願いの声がけをしていると話していました。

 

介護老人保健施設の申し込みについて

施設を決めたら、施設から申し込み用紙をもらい自分で直接提出します。

複数の施設に申し込むことができます。

 


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介護老人保健施設から退所の通達を受けるのが不安です 【疑問その1】

問い合わせ先の施設では、施設が延長を許可できない場合は前もって退所のお願いをするとのことでした。

また、ケアマネージャーが相談にのり次の受け入れ先が見つかるようお手伝いもしてくれるとのこと。

一時的に別の介護老人保健施設や有料老人ホームに移動し、その後、再び同施設に戻って来るように考慮してくれる場合もあるようです。

介護施設を複数経営しているようなところであれば対応もスムーズかもしれませんので、施設選びのヒントにしてください。

施設によって対応が異なりますので、長く入所していたい場合は事前に話を聞いておかれると良いと思います。

(特養)特別養護老人ホームとは?【介護施設の種類】体験談も交えて紹介!

(特養)特別養護老人ホームとは? 【介護施設の種類】

 

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 (特養)特別養護老人ホームについて私の体験談も交えて紹介します。

特養は 介護保険施設です。

介護保険施設とは、介護保険サービスで利用できる公的な施設で、要介護の認定を受けた人が入所の対象です。

 

特養の入所基準

 2015年から要介護3~5の人が対象 。

65歳以上で要介護3以上の認定を受け、常に介護が必要な状態で、自宅での介護が困難な人。

※特別な場合もありますが、ベーシックな基準のみ紹介しています。

 

特養の施設の特徴。3タイプあります。

・多床室(2~6人の相部屋)

・従来型個室

・ユニット型(部屋は個室、食堂などが共有)

 

 特養の費用の目安

介護度によって金額に差はありますが概ねの内訳は以下のとうりです。

入居時に一時金は必要ありません。

介護費用 + 居住費・食費 + 施設サービス費 + 日常生活費=約10万円

多床室で6万円程度のところもあります。

近年の施設はユニット型が多く、居住費が高めになる傾向で目安は約13万円です。

 特養なのに費用が意外に高いと感じるときは 「居住費・食費」をチエックしてみて下さい。

 

  特養には低収入の人に軽減措置があります。

低収入の人には軽減措置があります。

介護保険負担額認定証」の交付を役所で受ける必要があります。

あくまでも目安ですが、費用が月あたり5万円程度になります。

 

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特養の申し込みについて

施設を決めたら、施設から申し込み用紙をもらい自分で直接提出します。

複数の施設に申し込むことができます。

 

特養って待機人数が多いんでしょう?入所できるの?【特養の疑問その1】

 2015年から要介護3~5の人が対象 になってから以前よりは待機人数が改善されていますが、すぐの入所は難しいと言われています。

しかし、申し込み順に入所できるのではなく、ポイント制になり、緊急度の高い人から優先的に入所できるようになりました。

要介護4~5だとタイミングが良ければ比較的はやく入所できることもあります。

 

私が電話で聞いた施設では、要介護3未満の人が将来を見越して申し込みされていて、実際に入所条件に見合っている人は待機人数のなかで多く無いと聞きました。

また施設の人気度によって待機人数も極端に異なることもあります。

病院と隣接しているような特養は特に待機人数が多いと感じました。

 

特養のポイント制って具体的にどういうもの?【特養の疑問その2】

例えば身近に介護者がいるかどうかでポイントが加算され、入所が優先されます。

介護者(配偶者や子供)が県内に住んでいるけれど、隣接しない市町村に住んでいる場合、同居している介護者が70歳以上の場合もポイント加算されます。

自治体によって判定基準は異なります。

 

どこでも全国の特養に入所できるの?【特養の疑問その3】

地域密着型特別養護老人ホームと広域型特別養護老人ホームがあります。

地域密着型特別養護老人ホームは 、原則として施設がある市町村に居住する人だけに利用が限定しています。

つまり施設がある市町村に住民票がある人しか利用できませんが、反対に言えば住民票を移せば利用できます。

広域型特別養護老人ホームはどこの居住者でも入所が可能です。

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それでも特養は地元の人が優先なんでしょう?【特養の疑問その4】

県をまたいで親を自分の住まいの近くに入所させたい人もいると思います。

広域型特別養護老人ホームはどこの居住者でも入所が可能ですが「でも特養は地元の人が優先なんでしょう?」と思われている人は多いです。

私もそのひとりでした。

しかし、先にも述べたようにポイント制になり、緊急度の高い人から優先的に入所できるのです。

実際に電話で聞いた限りでは「地元住民だから入所を優先されるということは無いです」という返事を頂きました。

入所について施設では入所判定会議を定期的に実施しています。

 

入院したら特養は退所しなくちゃいけないの?【特養の疑問その5】

親が体調を崩して入院することもあります。

私が特養でお話を伺ったところ、入院が長引くようであれば退所してもらうことになります、と聞きました。

しかし、再び施設に戻れる状態に回復したら優先的に受け入れできるよう努力します、ということでした。

病気の具合によっては特養に戻った後も病院に定期的に診察を受けに行く必要があることもあります。

病院が経営しているような、病院に隣接した特養が人気なのもわかります。

大抵の特養はどこかの病院と提携していて定期的な診察にも対応しています。

そのときは病院までの送迎代が必要になることがあります。