遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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実家の片付け、どこから手をつけるか?実家の片付けあるある。その7「花嫁道具」(体験談)

実家の片付け、どこから手をつけるか?実家の片付けあるある。

 その6「花嫁道具」(体験談)

 

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母が使ってない鏡台を取っておきたいと言います。

その鏡台はは母の花嫁道具のひとつだと私は知っていました。

母が鏡台を取っておきたい理由はさぞかしノスタルジックなものだと思われるでしょうが違うのです。

その鏡台は母の注文とは違ったものが届いて、半世紀を超えてもそのことをブツブツ言います。

あるとき「どうして注文したものと違うって言わなかったの!?」と聞いたら、若い娘だった母にはそんなことさえ言えなかったそうです。

それでも払ったお金は結構な額だったようで、壊れても無いのに捨てるのは惜しいという気持ちがあるよう。

でも使ってないし、気に入ってないのよね?

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その鏡台はつい最近まで父が使っていました。

しかし脳梗塞になった父にはこの鏡台は使いにくそうだし、、、(この頃になってくると父の回復の見込みが怪しいとハッキリ言われないまでも薄々わかってきていました)

でも母が捨てるのをためらう理由もわかります。

捨てるにしてもお別れの時間が必要だなぁ。

ところが!

このすぐ後、片づけの最中にふとしたはずみで鏡台を壊してしまいました。

壊れたので鏡台は捨てることに。

なんともまぁ残念な別れになりましたが、未練はすっぱり断ち切れました。

邪魔でも花嫁道具など思い入れのある家具を手放すのは難しいものだと思います。

親は自分から「思い出があるから捨てたくない」という理由は言わないと思います。

どうして捨てたくないのか「もしかして花嫁道具なの?」「お父さんに買ってもらったの?」と聞いてみると理由が見えてくるかもしれません。

実家の大量のゴミ出し。人目を気にしていたらゴミをだせません!(ゴミ出し初回)

実家の大量のゴミ出し。人目を気にしていたらゴミをだせません!(ゴミ出し初回) 

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実家のゴミを出すには、有料のゴミ袋を購入する必要があります。

あらかじめ母に大量のゴミ袋を購入しておいてもらいました。

大量のゴミが出るはずなので、ゴミの日までゴミを置いておく場所が必要です。

駐車場の車を外に出してゴミを駐車場に置いておくことにしました。

ゴミ袋はあっという間に50個くらいになり、袋に入りきらないゴミもいっぱい!

キッチンだけでこれか!( ゚Д゚)

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ゴミの日は週2回あります。

早朝に20個ほど出して休憩し、ご近所の方がゴミ出しを終えた頃に再びゴミを出しました。

ゴミ置き場のスペースが限られているため、他の人がゴミを出せるスペースを空けておく必要があったからです。

ゴミがまだ置けそうだったので10個ほど追加で捨てました。

全部で30個ほどゴミを出し、残りは次回へ。

普段はゴミ袋が10袋程のところに大量に出したので目立ちます。

 

 

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大量のゴミに人目を気にする母 

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 母は「そんなにゴミを出して恥ずかしい」と言いました。

「できれば一度に出すゴミは5個くらいにして欲しい」とも。

気持ちはわかります。

でも、すでに50個以上のゴミ袋が出せないであるんですよ、お母さん!!

そもそも、こんなにゴミを貯めたのはお母さんなんですよーー!!

今後、まだまだゴミは出ます。

実家のゴミ出しで200~300袋捨てる話は体験談で珍しいことではありません。

実家の片づけに関する本もたくさん出版されており、多くの方が同じように実家の大量のゴミで悩んでいるのです。

お金があれば片づけ専門の業者にお願いするという手もありますが、安くて数万円はします。

ゴミ集積場に自分で車で運ぶとリーズナブルに破棄できます。

 

「以前にウチのようにゴミをたくさん出した家はないの?」

と聞くと「あった」と。

「じゃあ別にいいじゃない。そのとき誰か文句言ってた人いる?」

「、、、いない」

「じゃあ、いいじゃない。

よその家もそのうちたくさんゴミを捨てることがあるだろうから、前例があったほうがみんなも捨てやすくなっていいと思うよ」

「そうかしら、、、そうかもしれないわね!」

それでだいぶ母の気持ちもやわらいだようです。

両親の性格にもよりますが、言い方ひとつで説得できることもあります。

 

確かに大量のゴミ捨ては人目が気になるし、噂にされたくないです。

でも、気にしていたらゴミを出せません。

それに人目を気にしたからと言ってそれで事態が良くなることはありません。

大量にゴミをずっと出していたら、気の良いご近所さんから次第に声を掛けてもらったり、ゴミ捨てのアドバイスをもらえることもありました。

 

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 翌日、母に電話。

「(大量だったので)ゴミをちゃんと清掃業者が持って行ってくれるか心配だったけど、全部キレイになかったわ!」

母がうれしそうに教えてくれました。

そうか、母はゴミ回収車が一度で全部運んでくれるかも気になっていたのか。

確かにゴミ回収車が2回に分けて来ていたら、それはいい話のネタにされそう。

「ゴミがあまりに多すぎて2回も回収に来たのよ」

「へぇ!そんなに!」という具合に。

田舎では些細なことが面白おかしく噂されるものなのです。

だから母は目立つような行動をしないように謹んでいます。

しかし実家の片付けはそういうわけにもいかず、通りすがりに車庫内を見たご近所さんがゴミの量を見て驚いた!

いい話のネタを提供してしまったかも。。。

でも母は、

「片づけているんだからゴミが出るのは当り前よ!」

次第に開き直っていきました(^^)/

母がたくましくて助かります。

実家の片付け、どこから手をつけるか?実家の片付けあるある。その6「キッチンから片付ける」(体験談)

実家の片付け、どこから手をつけるか?実家の片付けあるある。

その6「キッチンから片付ける」(体験談)

 

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 実家の片付け、どこから手をつけるか?と書いておきながら忘れてました!

いちばん初めに片付けたのはキッチンです。

脳梗塞で倒れた父が自宅で過ごす専用の部屋を作る、ということで実家の片付けをしよう!となったのですが、親が毎日使うキッチンも片付けが必要だとわかりました。

キッチンは処分するものが明確な場合が多く(賞味期限切れの食品、壊れた家電、使わない食器など)他の部屋に比べて自分で判断しやすいです。

そのため掃除がはかどりやすいです。

母に捨てるかどうか聞いても迷いが少なく片付けやすいと感じました。

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キッチンの整理(テーブルの向きを変える)

キッチンの片付けは捨てるだけではありません。

使いづらく配置されているものを使いやすくしてあげます。

今まで父と母はダイニングテーブルに向き合って座っていました。

しかし今後は父の回復具合にもよりますが、横並びで母がついて食事をすることになることが考えられます。

また、部屋の間取り上、ダイニングテーブルが無理やり置かれて座る場所が狭いこともあり、テーブルの向きを90度変えました。

それにより、テレビも首をひねらず真っ直ぐ見られるようにもなりました。

 テーブルの向きひとつでかなり使い勝手が良くなり、テーブルを中心にモノの置き場所を変えていきました。

 

キッチンの片付け(冷蔵庫をいったんゼロにするつもりで)

母は調理ができません。

その代わり食卓便を利用することになったので、その冷凍弁当を入れるために冷凍庫をキレイに空ける必要がありました。

いつ冷凍したのだろうという食品がごっそり出てきて処分しました。

冷凍庫をすっかり空っぽにして、母が食卓便が届いたら弁当を入れられるようにしておきました。

冷蔵庫にも飲みかけのお茶のペットボトルや食べかけが包まれたラップがありました。

それらは全て捨てて、賞味期限の切れているものなども捨てました。

 

 

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キッチンの片付け(電子レンジなど家電の置き場所を見直す)

食卓便は電子レンジで温めて食べるため、電子レンジの置き場所をテーブルに近いところに移動しました。

ポットはどうしてこんなところに?というくらい端っこに置いてあったので、テーブルから座ってお茶が入れられるような位置に移動しました。

母の動きの導線を考えて、家電を設置し直すことで母が生活しやすくなったと喜んでいました。

 

キッチンの片付け(食器を捨てる)

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その昔、自宅でおもてなしをすることもあったのでお客様用の食器がたくさんあります。

カレー専用のお皿など、使わなくなったお皿は吊り棚にびっしり入っていましたし、普段から使うお皿が入っている食器棚にもギュウギュウに収納されていました。

しかも同サイズのお皿ばかりで使い勝手も悪い!

ふたり暮らしでこんなに同じサイズの食器はいりません。

それに今後、地震があったとき棚から食器が落ちるかもしれませんから食器は必要最低限にしておいたほうが無難だと思いました。

 

都会であれば玄関先に出して「どうもお持ちください」とでもしておけば、欲しい人がいくらか持って行ってくれますが、田舎ではそうはいきません。

せとものゴミの日に出せるように準備が必要です。

しかも年2回しかない!

厳しい~!

とりあえず使用するお皿だけ残して後は全部処分しました。

母は特にお皿にこだわりのある人では無かったので処分はすんなりいきました。

しかし後で母が急須を使いたくなったけれど見当たらず困ったということも。

しばらく茶こしでお茶を入れてもらってましたが、後で頂き物を保存しておいた部屋から新品の急須が出てきたのでそれを使うことにしました。

頂き物の急須は軽くて注ぎやすく、以前の急須より使いやすくなりました。