遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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要支援2で受けられるサービス。高齢母の要支援2でお願いする介護サービスを考える。

要支援2で受けられるサービス

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母は要支援2です。

要支援2で受けられるサービスを調べてみました。

利用できるサービスの目安は、設定目標を達成するための介護予防サービスになります。


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要支援2で受けられるサービス

・介護予防訪問入浴(全身浴・清拭、部分浴)

訪問看護(病状の観察や判断、薬の服用アドバイス、医師の指示による医療的処置、食事や排せつの援助、入浴の介助、他機関との連携、療養生活の相談など、認知症の看護、終末期ケア)

訪問介護ホームヘルパーサービス)

・訪問リハビリテーション

・居宅療養管理指導

通所介護(デイサービス)

・通所リハビリテーションデイケア

認知症対応型通所介護(デイサービス)

認知症対応型共同生活介護グループホーム短期利用)

・短期入所生活介護ショートステイ

福祉用具貸与・販売

・住宅改修

・小規模多機能型居宅介護(通い+泊り+訪問介護を組み合わせられる)

 

支給限度額は104,730円/月で、自己負担額は費用の1割の10,473円で利用できます。

 2015年8月より、65歳以上の被保険者のうち一定以上の所得がある方については、2割の負担費用で20,946円になります。

 

要支援2で受けられるサービスを見てもよくわからなくても、ケアマネージャーに『具体的に困っていること』を伝えると、介護サービスを提案してくれます。

箇条書きにしておくと伝え漏れがありません。

 

そして、介護保険では無いのですが、要支援でも自宅でひとり暮らしをさせるのが心配という場合の検討材料に利用できるサービスを紹介します。

 

その他利用できるサービス

・有料老人ホーム(住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホーム)

・(要支援2で無くても利用できる)ケアハウス

・(要支援2で無くても利用できる)サービス付き高齢者向け住宅

 

78歳母とブロガー娘の 今日からいきなり介護です 

 

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自己負担額の目安を下記に書きだしてみました。

(ケアマネージャーが家族やご本人の聞き取りをもとに必要なプランを立ててくださいますので、自分で計算しなくても大丈夫です)

予算については、プランを立てる際に相談されると、無理の無い範囲で計画してくれます。

 

自己負担額の目安

介護予防訪問入浴(全身浴 約800円/回・清拭、部分浴 約600円/回)

訪問看護(指定訪問看護ステーション 約800円/30分以上~60分未満、病院・診療所 約600円/30分以上~60分未満)

訪問リハビリテーション(週1回20分302円)

居宅療養管理指導(1回約500円)

通所介護(デイサービス)利用する施設の規模によって異なりますが、1回700円程、入浴を併せて利用すると1700円程のところが多いです。

通所リハビリテーションデイケア)利用する施設の規模によって異なります。

認知症対応型通所介護(デイサービス)利用する施設の規模によって異なります。

認知症対応型共同生活介護グループホーム短期利用)施設によって異なります。

短期入所生活介護ショートステイ)施設によって異なります。

福祉用具貸与・販売(購入の場合は購入費の9割、最大9万円(年間)補助)

 住宅改修(改修費用の9割、上限18万円を補助)

 小規模多機能型居宅介護(6,877円/月)

 

健康以下、介護未満 親のトリセツ

 

母の要支援2で利用できる介護サービスを考える。

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母のひとり暮らしで心配なのは、思いつくところで、食事、お風呂、ゴミ出し、買い出しの4点。

母はひとりでお風呂に入れます。

しかし、お風呂で何かあったら?という心配から、入浴見守りを考えたいところ。

訪問介護ホームヘルパーサービス)

通所介護(デイサービス)

どちらかのサービスでお風呂に入ることができます。

 

要支援2の場合、デイサービス入浴の利用料金

要支援2の場合、デイサービスでの入浴は週2回となっているところが多いです。

母の近隣のデイサービスを調べました。

要支援は1回1500円で、入浴は別途800円で合計2,300円の利用料でした。

これにお昼ごはんが必要であれば別途600円程度がかかります。

つまりデイサービス1回の使用料は2,900円(入浴・お昼代込)

週一回(月4回)で11600円です。

 

デイサービスでは歌を歌ったり、ウォーキングマシーンで歩いたり施設によってさまざまなサービスがあります。

要支援2の高齢者が利用するデイサービスは習い事に通う感覚に近いように思います。

歩行が難しい要支援2の高齢者が、リハビリに強い通所リハビリテーションデイケア)を利用して介護認定が無くなるほど回復した例もありますので、健康的に長生きしてもらうためにもデイサービス・デイケアの利用はおすすめだと思います。

 

しかし、母は近所の知り合いのいるようなデイサービスに通いたくないと言います。

田舎なのでその気持ちはわかります。

また、支援2向けのデイサービスが通える範囲に無いのも問題でした。

相談すればデイサービスで受け入れはしてもらえるでしょうが、かなりのご高齢の介護度の高めのところに混ざって過ごすことになりそうです。

母は通いたくないと思います。

 

遠距離介護で自滅しない選択 

 

高齢母の食事事情

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母の食事は、昼食は宅配便を利用していて電子レンジで温めて食べます。

朝・夕はご飯を炊いて、買ってきた惣菜を食べます。

総菜を買いに行くのに車で片道20分はかかります。

そろそろ免許の返納の年頃で、車の運転も気になります。

栄養の偏りなどが気になりますし、ひとりでの食事も良くないと思いました。

 

訪問介護ホームヘルパーサービス)で買い出しや食事の用意はお願いできるでしょうが、家に人が上がるのを母が嫌がります。

ゴミ出しくらいはどうかな?と提案してみましたが、これも駄目でした。

 

ゴミ出しについては、自治体によっては介護保険を使用しなくても高齢者のゴミ出しサービス(無料)が受けられるところもあります。

うらやましい

 

実家は買い物にも不便で車の運転が必須ですし、家屋が古いため夏は暑く冬は寒くて過ごしにくいです。

父の施設までも遠く見舞いに行くのもひと苦労。

事情を総合的に検討して、母には施設に入所してもらう方向で考えることになりました。

 

非正規介護職員ヨボヨボ日記 

 

高齢母の要支援2。介護施設の入居を検討。

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要支援2で施設を利用する選択する高齢者はまだ少ないと思いますが、比較的自立した生活が可能な

・ケアハウス

サービス付き高齢者向け住宅

が人気です。

食事付きの寮のような感覚で住めます。

部屋にキッチンがついて自炊できるケアハウスや、サービス付き高齢者向け住宅もあります。

 

しかし、ケアハウスは数が少なく、待ち人数が多くすぐ入居できません。

サービス付き高齢者向け住宅は田舎にはありませんでした。

 

母には住宅型有料老人ホームに入居してもらうことにしました。

各住宅型有料老人ホームによって入居できる介護度が異なります。

母の入居した住宅型有料老人ホームは、要介護5まで入居可能。

ですので、将来介護度が進んでも暮らすことが出来ます。

 

その代わり、他の入所者さんが介護度5の方もいらっしゃるということでもあるので、サークル活動するような活気的な雰囲気の施設ではありません。

どちらかと言えば、終の棲家という感じで、施設でお亡くなりになる方も少なくありません。

要支援2の母には、お友達ができそうにないかも。

しかし、母にはこの落ち着いた雰囲気が良いみたいで気に入ってもらえました。

また母は施設長さんをとても気に入っていて、施設で働いている人との相性が良かったのが助かりました。

 

たまたまそこの住宅型有料老人ホームにしては良心的な料金だったので、予算内におさまり入居ができました。

高級な住宅型有料老人ホームも多いので、本当に助かりました。

 

自宅を離れたくない要支援2の高齢者は、

訪問介護ホームヘルパーサービス)

通所介護(デイサービス)

・通所リハビリテーションデイケア

を利用してもらうことになると思います。

高齢な母(要支援2)の暮らしを考える。冬の灯油ストーブ、ヒートショックの危険など。母の施設探しがはじまりました。

高齢な母(要支援2)の暮らしを考える。冬の灯油ストーブ、ヒートショックの危険など。

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父のことが落ち着いたので、今度は母のことを考えなければ!

実家の冬はとても寒くなります。

毎年、灯油ストーブをガンガン炊いていました。

ストーブに灯油を入れるのは父の係りでした。

今年はその父がいません。

灯油ストーブの給油は高齢な母にできないことは無いけれど、電動灯油ポンプで入れてる間にちょっと用事を、、、なんて目を離すこともあるようで、なんだか危ない予感!

 

電動灯油ポンプには満タン時に自動停止機能がついているので、こぼれることはありませんが。。。

我が家は三宅化学の電動ポンプです。

超便利です。

 

脱衣所にはハロゲンヒーターを置いて、ヒートショックに備えています。 

さらに冬の間は昼間に風呂に入るようにしてもらいました。

夜よりも昼間のほうが気温が高いので、ヒートショックを起こす確率はグンッと下がるはずです。

あとはキッチンの床からの冷えを軽減するために絨毯を引いたり、いろいろ考えたのですが、

母がひとりで実家で冬を過ごす

これってめちゃくちゃハードルが高いのでは?(;゚Д゚)

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しかも母はホームヘルパーさんに頼りたくないと言います。

田舎だと、どうしても知っている人がお見えになることもありますし、母の気持ちがわからないでもないです。

 

私は考えた末、

「ひとり暮らしは無理だから、冬が来る前に施設に入るってことでいい?」

思い切って母に言いました。

母は介護認定を受けていて、要支援2がでていたからこそ言えました。

 

母も要支援2の認定を受けて、自分が思っているよりも体の状態が良くないとわかったので私の意見も怒らずに聞いてもらえました。

また、実家から離れた父の施設までお見舞いに行くのも冬は危ないから、近くの施設から通ったほうがいいことを伝えると、母も徐々に納得してくれました。

こうして母の施設探しがはじまりました。

脳梗塞の後遺症。父の言語障害のその後、リハビリの結果。

脳梗塞の後遺症。父の言語障害とは。

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脳梗塞の後遺症として、言語障害があります。

言語障害になると、言葉を理解することができなくなったり、伝えたいことも伝えられなくなったりするため、意思の疎通ができなくなることもあります。

さらに文字が書けなくなるという症状が出ることもあります。

父が脳梗塞で倒れたすぐ後は、言いたいことが話せなくなっていました。

わずかに単語が聞き取れるくらいで、ろれつが回らずカタコトで意思の疎通が難しい状態でした。 

 お医者様から直接は伺ってないのですが、運動障害性構音障害(うんどうしょうがいせいこうおんしょうがい)と呼ばれるものだと思います。

言葉を話すのに必要な唇、舌、声帯など発声・発語器官のまひや、運動の調節障害(失調)によって発声や発音がうまくできなくなる状態です。

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脳梗塞の後遺症。父の言語障害のリハビリ。

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 父のリハビリには言葉の障害について指導や助言する専門のスタッフ・言語聴覚士(ST)さんがつきました。

言語聴覚士さんがいる病院では、主治医の連絡で言語指導が始まります。

言語聴覚士さんがいない病院もあります。

言語聴覚士(ST)は、平成9年末に生まれた「言語聴覚士法」にもとづく国家資格で、もしかしたらまだ数が少ないのかもしれないです。

父は舌の使い方から発声までさまざまなリハビリを受けられました。

ここでしっかりリハビリに励まないと、会話が難しくなることもありますが、舌が上手く使えないと誤嚥を起こしやすくなりますので、言語聴覚士さんからリハビリを受けられたのはとても良かったと思います。

  

脳梗塞の後遺症。父の言語障害のその後、リハビリの結果。

 

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父の言葉は次第に良くなってきました。

最初の頃と比べて全然違う!

言語聴覚士さんってすごいんだなぁと実感しました。

ただ、父はか細い声しか出せなくなってしまいました。

弱々しい声ですが、短い文章なら話せます。

脳梗塞から約9ケ月経ってお見舞いに行ったときには、冗談を話してくれるまでになりました!

かなり状態が良くなったのですが、去年の今頃はあんなに元気だったのに、とやっぱり思ってしまいます。

父の男らしかった声が失われて残念な気持ちでいっぱいです。

 

脳梗塞の後遺症。言語障害のある人に話しかけるときのアドバイス

 言葉が出にくい言語障害のある人に話しかけるときは、「はい」「いいえ」で答えられるよう質問を工夫すると良いです。

返事を動作で示すこともできます。
相手の言いたいことを推測して、考えられる答えを書いて示すことも有効です。

国立循環器病センター 脳卒中と言葉の障害