遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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高齢な母(要支援2)の暮らしを考える。冬の灯油ストーブ、ヒートショックの危険など。母の施設探しがはじまりました。

高齢な母(要支援2)の暮らしを考える。冬の灯油ストーブ、ヒートショックの危険など。

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父のことが落ち着いたので、今度は母のことを考えなければ!

実家の冬はとても寒くなります。

毎年、灯油ストーブをガンガン炊いていました。

ストーブに灯油を入れるのは父の係りでした。

今年はその父がいません。

灯油ストーブの給油は高齢な母にできないことは無いけれど、電動灯油ポンプで入れてる間にちょっと用事を、、、なんて目を離すこともあるようで、なんだか危ない予感!

 

電動灯油ポンプには満タン時に自動停止機能がついているので、こぼれることはありませんが。。。

我が家は三宅化学の電動ポンプです。

超便利です。

 

脱衣所にはハロゲンヒーターを置いて、ヒートショックに備えています。 

さらに冬の間は昼間に風呂に入るようにしてもらいました。

夜よりも昼間のほうが気温が高いので、ヒートショックを起こす確率はグンッと下がるはずです。

あとはキッチンの床からの冷えを軽減するために絨毯を引いたり、いろいろ考えたのですが、

母がひとりで実家で冬を過ごす

これってめちゃくちゃハードルが高いのでは?(;゚Д゚)

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しかも母はホームヘルパーさんに頼りたくないと言います。

田舎だと、どうしても知っている人がお見えになることもありますし、母の気持ちがわからないでもないです。

 

私は考えた末、

「ひとり暮らしは無理だから、冬が来る前に施設に入るってことでいい?」

思い切って母に言いました。

母は介護認定を受けていて、要支援2がでていたからこそ言えました。

 

母も要支援2の認定を受けて、自分が思っているよりも体の状態が良くないとわかったので私の意見も怒らずに聞いてもらえました。

また、実家から離れた父の施設までお見舞いに行くのも冬は危ないから、近くの施設から通ったほうがいいことを伝えると、母も徐々に納得してくれました。

こうして母の施設探しがはじまりました。

脳梗塞の後遺症。父の言語障害のその後、リハビリの結果。

脳梗塞の後遺症。父の言語障害とは。

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脳梗塞の後遺症として、言語障害があります。

言語障害になると、言葉を理解することができなくなったり、伝えたいことも伝えられなくなったりするため、意思の疎通ができなくなることもあります。

さらに文字が書けなくなるという症状が出ることもあります。

父が脳梗塞で倒れたすぐ後は、言いたいことが話せなくなっていました。

わずかに単語が聞き取れるくらいで、ろれつが回らずカタコトで意思の疎通が難しい状態でした。 

 お医者様から直接は伺ってないのですが、運動障害性構音障害(うんどうしょうがいせいこうおんしょうがい)と呼ばれるものだと思います。

言葉を話すのに必要な唇、舌、声帯など発声・発語器官のまひや、運動の調節障害(失調)によって発声や発音がうまくできなくなる状態です。

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脳梗塞の後遺症。父の言語障害のリハビリ。

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 父のリハビリには言葉の障害について指導や助言する専門のスタッフ・言語聴覚士(ST)さんがつきました。

言語聴覚士さんがいる病院では、主治医の連絡で言語指導が始まります。

言語聴覚士さんがいない病院もあります。

言語聴覚士(ST)は、平成9年末に生まれた「言語聴覚士法」にもとづく国家資格で、もしかしたらまだ数が少ないのかもしれないです。

父は舌の使い方から発声までさまざまなリハビリを受けられました。

ここでしっかりリハビリに励まないと、会話が難しくなることもありますが、舌が上手く使えないと誤嚥を起こしやすくなりますので、言語聴覚士さんからリハビリを受けられたのはとても良かったと思います。

  

脳梗塞の後遺症。父の言語障害のその後、リハビリの結果。

 

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父の言葉は次第に良くなってきました。

最初の頃と比べて全然違う!

言語聴覚士さんってすごいんだなぁと実感しました。

ただ、父はか細い声しか出せなくなってしまいました。

弱々しい声ですが、短い文章なら話せます。

脳梗塞から約9ケ月経ってお見舞いに行ったときには、冗談を話してくれるまでになりました!

かなり状態が良くなったのですが、去年の今頃はあんなに元気だったのに、とやっぱり思ってしまいます。

父の男らしかった声が失われて残念な気持ちでいっぱいです。

 

脳梗塞の後遺症。言語障害のある人に話しかけるときのアドバイス

 言葉が出にくい言語障害のある人に話しかけるときは、「はい」「いいえ」で答えられるよう質問を工夫すると良いです。

返事を動作で示すこともできます。
相手の言いたいことを推測して、考えられる答えを書いて示すことも有効です。

国立循環器病センター 脳卒中と言葉の障害

身体障害者手帳の申請手続き方法。父の身体障害者手帳の申請手続き【脳梗塞】(体験談)。母の気持ち。

父の身体障害者手帳の申請手続きの体験談

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父の入所している介護老人施設では往診があります。

ケアマネージャーさんに電話で父の身体障害者手帳の申請手続きを相談するとうやむやな返事。

最後には「申請するには(脳梗塞を患ってから)時間が必要ですから」と、やんわり断ろうとするではありませんか!

どうりで母がてこずるわけです。

「6ケ月経ってますので申請できるはずです。もちろんお医者様が、まだリハビリをして回復の見込みがとかおっしゃるなら見合わせますけど」と答えると、一旦保留にされてから「 申請書を持って来てもらえば出しますよ」と。

おいおい!さっきまでのあの渋りはなんだったのー!?

こうして身体障害者手帳の申請手続きをお願いすることにしました。

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身体障害者手帳の申請手続き方法

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必要な書類

身体障がい者手帳交付申請書    1通
指定医師の診断書・意見書      1通
写真(たて4㎝ よこ3㎝)         1枚
※ 撮影から1年以内(6ケ月以内のところもあります)のもの。裏面に氏名を記載。

 身体障害者手帳の申請手続きに必要な書類は3点で、役所に提出します。

 

役所の担当者さんに、医師の診断書には種類があって、肢体不自由や視覚障害、聴覚と平行機能の障害、音声機能や言語、咀嚼に関する障害、 内部機能障害などによって診断書の用紙が異なりますが、どれを用意しましょうか?と聞かれました。

え!聞いて無いよ~!

結局は正確なことがわからず、役所から直接施設に問い合わせしてもらい必要な診断書を送付してもらいました。

 

身体障害者手帳ができるまでの期間

 診断書を作成するのに2週間程度かかります。

そこから役所に書類を提出して1~3ケ月程かかります。

 

身体障害者手帳を申請するにあたって、診断書の注意

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医師の診断書・意見書 が1通 必要なわけですが、 指定医師でなければいけません。

指定医師とは身体障害者福祉法第15条により、都道府県知事(政令中核市長)の指定する医師のことです。

ネット上で検索システムを用意している都道府県も見られますが、役所に問い合わせして指定医師かどうか確認することができます。

私はケアマネに渋られているのは往診のお医者さんが指定医師ではないからなのかなぁ?と思い確認しましたが、指定医師でした。

 

身体障害者手帳を申請するにあたって、スナップ写真でもOK

写真はスナップ写真から上半身を切り抜いたものでも良いとありました。

父の施設に行った際に、母に携帯で写真を撮ってもらいました。

私や他人がカメラを向けると構えてしまう父ですが、母だと自然な表情が撮れます。

 

身体障害者手帳を申請するにあたって母の気持ち

 父の身体障害者手帳の申請に母にやや抵抗が見えたものの、メリットに理解を示してくれたので大きな問題はありませんでした。

厚生労働省 身体障害者手帳の概要