遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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40歳(未婚)の息子が2.5世帯住宅(両親・妹夫婦)と暮らしはじめて見えた変化。ドラマ『0.5の男』(感想レビュー)監督 沖田修一

両親が家を建て替え、娘夫婦と二世帯住宅で暮らすのはよく聞く話。

二世帯に 40歳(未婚)の息子も加わり、2.5世帯住宅を建てて、、、

ドラマ『0.5の男』をAmazonPrimeVideoで見ました。

息子・雅治(松田龍平)、両親は父・修(木場勝己)、母・恵子(風吹ジュン)。

 

雅治はかつて働いていたのですが、仕事を辞めて引きこもりになってしまいました。

ブラック企業で精神を病んでしまった氷河期世代の青年がモデルだと思います。

パワハラといった言葉が無い時代、うつ病も当時は病気とされず「怠け病」など揶揄され救済措置もありませんでした。

8050問題ではそういう経緯を経た子供も少なくはありません。

雅治に幸いだったのは、逃げれる実家があったこと。

仕事を辞めてから両親が優しく見守っています。

 

ある日、妹夫婦と子供(保育園児・中学生)が加わり2.5世帯住宅で7人暮らしがはじまります。

8050問題だけではなく、思春期の中学生、子育て、産休からの会社復帰、ゲーマー仲間、さまざな問題がコミカルに描かれていきます。

 

2.5世帯住宅は失敗では!?と思うような出だしの悪さ。

保育園が変わったことで「保育園に行きたくない!」と言い出す子供。

毎朝「行きたくないー!」暴れます。

地獄。

だけど見たことあるわ、そういう光景。

 

苦笑いしてしまった2話目。

骨折した母に「からし」とまったく動かない父。

ザ・昭和。

帰宅した妹が「自分で取ってよ」と注意すると、

父から「子供のことをほっときすぎだ」と軽い応酬。

子供の送り迎えくらいして欲しいと望む妹に、

囲碁教室があるから、と断る父。

笑っちゃう地獄絵図。

 

親子ケンカがヒートアップしそうなところで、その場をおさめる母親。

家族あるある。

 

コミカルだけど、どこかズバッと本質を突いている!

この作品、いいなぁと思ったら監督が沖田修一

映画・南極料理人(2009年)、キツツキと雨(2012年)、モリのいる場所(2018年)など手がけた監督です。

私の好きな映画!

 


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雅治が少しづつ外部と接触するようになっていき、家族関係もかわりはじめます。
雅治は優しい性格で、妹の娘の思春期の中学生に嫌われても暖かく見守っています。

雅治はお母さん似な感じがするなぁ。

 

母役の風吹ジュンさんの穏やかな声がとても心地よいです。

普通ならなんでもない息子の外出ですが、引きこもりだった雅治にはハードルが高く、そんな息子が出かける姿に、こっそり祈るのが印象的です。

いつも影から応援している感じに心が温かくなります。

 

<ドラマ『0.5の男』あらすじ>

古くなった実家を2世帯住宅に建て替えることにした立花家だが、ひきこもりの兄・雅治(松田龍平)の居住スペースが問題に。

父・修(木場勝己)はこれを機に自立すればいいと言い、

母・恵子(風吹ジュン)は無理をさせたくないと擁護する。

一方、妹・沙織(臼田あさ美)は兄の部屋をなくして玄関を二つにしたいと自分勝手な主張を繰り出す。

話し合いがまとまらない中、ハウスメーカーの川村(井之脇海)の説得によりなんとか「2.5世帯住宅」の建設に向けて歩み出す。

そうして始まった新生活。

ゲームの世界ではカリスマとあがめられている雅治だが、妹には「家事を手伝え」、中学生になるお年頃のめい・恵麻(白鳥玉季)には「キモい」と言われ、仕事をしていない“0.5”の存在に居場所はありそうになく……。