遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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母に感謝状を贈る。

母に感謝状を贈る。

 

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 母が施設に入所して1年が経った頃、振り返ってみれば母はさまざまな努力をしてくれたと思いました。

不慣れな土地での暮らし、

はじめての施設暮らしや、他人との共同生活、

乗れなかったバスも乗りこなし、

父の見舞いに行って、父の世話もして、

運動に努めて血液検査の結果もだいぶ良くなりました。

「気は心」と言いますが、この一年の感謝の気持ちを込めて、母に感謝状を作りました。

感謝をしていても、それが相手に伝わらないこともあるので、感謝をわかるようにカタチにするようにしたいと思いました。

それに高齢者になると、賞状をもらったり、褒められたりすることが無くなりますので、喜んでもらえると聞きます。

そしてこれを励みに、また更にがんばってもらおう!という下心もちゃっかりあります。


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感謝状の例文

感謝状を作る人の参考になるように例文を記載します。

例文

 

感謝状

あなたはこの1年にわたり私たち家族が幸せに暮らせるよう一生懸命努力し、多大な貢献をされました。

ここにその功績をあたえ深く感謝の意を表します。

〇年〇月〇日  贈り主の名前

 

贈り主の名前は、家族からであれば「〇〇家一同」で良いと思います。

私は冗談で〇〇家〇〇県支局長と肩書をつけました。

 

母の反応

 

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賞状はハガキの半分の小さなサイズにしました。

部屋に飾ってもらって、しばらく楽しんでもらおうと思ったからです。

部屋には職員さんも出入りするので、あまり立派なのだと見られたらちょっと恥ずかしいと思いました。

母は「あら、うれしい!」と喜んでくれました。

「改めてこうしてもらって、まだ一年しか経ってないんだわ!と思った。

いろいろあったからもう長いことここに居るような気がする。

あっという間の一年だった」

母もこの一年を振り返ることができたようです。

「またこの一年よろしくお願いしますね」

母は「がんばるわ!」と言ってくれました。

車椅子を利用している人向けのレインウェア、ダウンのはんてん&ちゃんちゃんこ。モンベルにあるんだ!

車椅子を利用している人向けのレインウェア、ダウンのはんてん&ちゃんちゃんこモンベルにあるんだ!

 

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アウトドアブランド『モンベル』からカタログをもらったときのこと。

思わず「!!」と驚いたのが、


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 車椅子を利用している人向けのレインウェア(右)

モンベルでこういうの作ってるんだ!

車椅子に乗った際に、脚部の濡れや汚れを防ぐレッグカバー『パラレイン レッグカバー』

 座った姿勢に合わせて作られたたカッパ『パラカグール』 

 車椅子向けのレインウェアがモンベルにあると知っておくと、いつか役立つかも!

 

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ダウンのはんてん&ちゃんちゃんこ

綿よりも軽そう。

調べてみたら、ダウンのはんてんは他でもたくさん売られてました。

知らなかったなぁ。

 

 男女兼用のダウンはんてん

 

 

メンズダウンはんてん

そのまま外出できるデザインが人気で、

女性の購入者も多いです

 

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母が好きそうな小豆色のコートを発見。

モンベルのコートは軽くて良さそうだけど、大きいサイズが無いのが残念。

 

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『クリマプラス100ジップベスト』は通気性や速乾性に優れていて、ストレッチが効いています。

ファスナー付きの胸ポケットは使い勝手が良いんですよね。

散歩に出かける際に鍵をしまっておくこともできます。

日本のメーカーなので、日本人好みなデザインですし、アクティブな場面を想定して作られているので、耐久性もあり長く着られると思います。

以前に買ったフリースは随分長いこと着てました。

着れば着るほど着心地が良くなって、ボロボロになるまで着ました。

モンベルはアウトドアブランドの中でも買いやすい価格なのが良いと思います。

 

初詣。高齢者は寒くても外出したほうがいい?

初詣。高齢者は寒くても外出したほうがいい?

 

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今まで母から送ってもらったメールを取ってあります。

去年の今頃は何をしてたかな?と見返してみます。

お正月に、

「去年は1月3日に初詣に行ったみたいよ」

外へ出る気の無さそうな母に言ってみました。

外は寒いけれど、天気は良く陽が差して温かった今年の1月3日。

神社まで片道約10分。

運動を兼ねて初詣に行って欲しいな、と思ってのことでした。

足腰が弱るのは困ります。

かと言って、寒い中を無理に出かけて血管などに負担がかかっても困ります。

でも、母は糖尿病で運動をしないとそれこそ悪循環。

けれども、帰省中の不慣れな車が往来している道を歩かせるのも不安。

あー!考えがぐるぐる巡ります。


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こういうときはリスクの確率が低い心配には目をつぶることにしています。

歩けるうちは、なるべく歩いて欲しいと思うのです。

歩けなくなったり、認知症がひどくなったら、自由に施設の外へは出られなくなります。

そんな日も、もしかしたら遠くないかもしれない。

「寒いのが体に障る」確率が高いときは外出を控えてもらいます。

今日は比較的温かいし、これを逃したらしばらく外出できないくらい寒くなるかも。

歩くほうが良い!と判断し、母にアドバイスを続けます。

「やっぱり3日までに祈願したほうが願いも叶いやすいのでは?」

出かけなさい、とは言いません。

そこは自主性を重んじます。

母は高齢者だけど、まだ自分で判断できる能力がありますから、

「じっくり考えたうえで、最終的には自分で判断してください」

といつも伝えています。

それで何かあったら、もうそれは仕方ない。

すごく考えての結果だから。

母は出かけるつもりは無かったようですが、3日までに神社へ参拝する習慣をないがしろにはできなかったようで、初詣に出かけてくれました。

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初詣に行った母は、

「今年は社務所に若い男の人とその他2人いて、お供え餅もお神酒も去年より沢山並んでいたわ。

おまけに幕も貼ってあって、お水を汲む柄杓も新しくなってた。

去年より活気があったわ!」

と楽しそうでした。

あぁ、そうだった。

去年に初詣に行って、閑散としていたのでガッカリしていたのを思い出しました。

そうか、それもあって、今年の初詣に腰が重たかったのか。

せっかく行っても、お正月気分を味わえないんだったら、行く気にならないですよね。

 

 

「今年は初詣に行った甲斐があったね」と私が言うと、

母は「本当に言ってくれたおかげで、初詣に行ってこれてよかったわ」

些細なことなんですけど、ひとこと声を掛けるだけで気分が変わるんですよね。

母は寒い季節は部屋に閉じこもりがちになるので、気分があがるように声を掛けていきたいと思います。