遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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父の様子とお見舞い(脳梗塞から18日目)

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父の様子を母から電話で聞きました。

父は真っ直ぐ立つことができ、歩く練習もはじまりました。

支えが無いと立ってられませんが自分で右足を出すことはできます。

右手のリハビリもあり、硬直していた指が柔らかくなってきました。

電動ひげ剃りを使って自分でひげも剃ったそう。

父にはリハビリがとても疲れるようで、よく寝ているとのことでした。

「あんなにリハビリされて気の毒なくらいよ」と、父に同情的な母。

「でも今、リハビリをがんばらないと寝たきりになっちゃうからお父さんを励まさないと!」と私が言うと「そうね!寝たきりになったら困るわね。がんばってもらうように応援するわ!」と先ほどの同情的な態度はどこへやら。

母が父に話しかけると、こちらの言っていることをほぼ理解していしているらしく、様子からすると今回入院したことを反省しているようだと言っていました。

 

その3日後の土曜日。

父の病院へ見舞いに行きました。

確かに父は話しにくそうではありますが、コミュニケーションをとることができました。

はじめてお見舞いに来たときは、会話どころか意識も朦朧としていたので、ここまで回復したことにホッとしました。

しかし、すでに2週間以上入院しており、回復はこの程度までなんだな、とも同時に感じました。

父が「飴は?」と聞きました。

「ごめん、忘れちゃった」

駅で買おうと思っていてすっかり忘れていました。

父は、そうか、とあっさりした態度で残念がる様子こそ見せませんでしたが、飴以外に気になることが無い様子に悲しくなりました。

今思えば、言葉がうまく話せない父は話したくなかったのかもしれませんが「家のことで気になることや心配はない?」と質問しても首を横に振るばかり。

本来の父であればアレをこうして欲しいなど指示がでそうなものです。

その様子から父の脳のダメージは大きいように思いましたが、まだお医者さんから診断を聞いたわけじゃないし。

心配したってなにもならない!

そう自分に言い聞かせるのですが、これがなかなか難しい。

「じゃあ、これからお母さんのところへ行ってくるね」と声を掛けると、お母さんの世話をよろしく、と父の顔がくしゃっとなり今にも泣きだしそうでした。

その顔を見てグッと込み上げてくるものがありました。

娘の私にそういう顔を見せたことがなかったからです。

「うんうん、わかったよ」と言いつつも、心の中は不安でいっぱいでした。

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両親が60代の頃、本を大量に捨てたことがあります。

そのおかげでかなり本が減っていましたが、近年に購入した本や捨てないでおいた本がまだたっぷりありました。

また実家には段ボールがたくさんありました。

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田舎の古紙回収って不便!

都会だと月に1回程度の古紙回収があったり、場所によっては随時出せるところもあると思います。

しかし、実家のほうでは古紙回収が年に数回しかありません!

年に数回のタイミングで実家に帰れるかどうかわかりません。

高齢の母には本類は重いので、全部出すなんてことはできません。

本を捨てるのにもひと苦労です。

思えば両親がダンボールを溜めこんでいたのも、体力から捨てる数に限界があって、段々と溜め込んでいたのかもしれません。

そんな両親の高齢化の変化に気付けないでいたんですね。。。

一度だけ古紙回収で捨てることができましたが、自宅前まで取りに来てくれないのでゴミ捨て場までの往復は修行のような大変さでした。

そこで何か良い方法は無いかと考えました。

 

【本の処分 その1】宅配買取サービスを利用する

 

 

本を処分する労力を最小限に抑えることができないか?と思いついた宅配買取。

BOOK-OFFなら送料無料で宅配買取サービスをしています。

古紙回収に出そうと思っていたくらいなので買取価格はこの際目をつむります。

実店舗が実家の近くにあるなら持込をしたほうが高く買い取ってもらえると思います。

それよりもゴミ捨て場まで持っていかなくていいなんて便利!

いつでも配送できるなんて最高です。

紐で縛らずに箱に入れるだけでOKなのもラク。

これなら高齢の母にも日頃からコツコツとダンボールに本を詰めておいてもらえます。

 

本を売るなら【ブックオフ】公式宅配買取サービス  

 

【本の処分 その2】雑誌類は燃えるごみで捨てる

 買取してもらえないような雑誌類は、できるだけ燃えるゴミでこまめに捨ててもらうようにしました。

古紙回収で出せるタイミングがあれば出そうと思います。

 

ダンボール回収している店があった!

奇跡的なタイミングで、ドラッグストアやスーパーでダンボール回収(無料)をしてくれるようになりました。

いつでも好きなときに持込みできます!

車を走らせる必要がありますが、これは便利。

探せば周辺にダンボール回収をしている店舗があるかもしれませんよ!

実家の片付け、どこから手をつけるか?実家の片付けあるある。その7「花嫁道具」(体験談)

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 その6「花嫁道具」(体験談)

 

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母が使ってない鏡台を取っておきたいと言います。

その鏡台はは母の花嫁道具のひとつだと私は知っていました。

母が鏡台を取っておきたい理由はさぞかしノスタルジックなものだと思われるでしょうが違うのです。

その鏡台は母の注文とは違ったものが届いて、半世紀を超えてもそのことをブツブツ言います。

あるとき「どうして注文したものと違うって言わなかったの!?」と聞いたら、若い娘だった母にはそんなことさえ言えなかったそうです。

それでも払ったお金は結構な額だったようで、壊れても無いのに捨てるのは惜しいという気持ちがあるよう。

でも使ってないし、気に入ってないのよね?

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その鏡台はつい最近まで父が使っていました。

しかし脳梗塞になった父にはこの鏡台は使いにくそうだし、、、(この頃になってくると父の回復の見込みが怪しいとハッキリ言われないまでも薄々わかってきていました)

でも母が捨てるのをためらう理由もわかります。

捨てるにしてもお別れの時間が必要だなぁ。

ところが!

このすぐ後、片づけの最中にふとしたはずみで鏡台を壊してしまいました。

壊れたので鏡台は捨てることに。

なんともまぁ残念な別れになりましたが、未練はすっぱり断ち切れました。

邪魔でも花嫁道具など思い入れのある家具を手放すのは難しいものだと思います。

親は自分から「思い出があるから捨てたくない」という理由は言わないと思います。

どうして捨てたくないのか「もしかして花嫁道具なの?」「お父さんに買ってもらったの?」と聞いてみると理由が見えてくるかもしれません。