106歳で世界的な女性誌「ヴォーグ」の表紙を飾るってどんな気分だろう。
2023年『ヴォーグ・フィリピン』4月号の表紙を飾った106歳を迎えたフィリピンの女性彫り師アポ・ワン・オド。
ワン・オドはフィリピン北部カリンガ州、ティンヤラン生まれ。バルバト族。
フィリピン北部のルソン島で千年の歴史を持つ伝統のタトゥー「バトック」 の彫り師デビューを16歳でします。
The thousand-year-old practice of batok will live on, in Buscalan and around the world, thanks to the descendants whom Apo Whang-Od has been training and inspiring.
— Vogue Philippines (@vogueph) March 30, 2023
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一時、タトゥーは廃れかけますが2007年、人類学者のラーズ・クルタク博士のディスカバリーチャンネルのシリーズ「Tattoo Hunter(タトゥーハンター)」でワン・オドを撮影。
2018年、ワン・オドはフィリピン国家文化芸術委員会から賞を受賞し、さらに元老院から、人間国宝に認定されました。
現役で彫り師ってかっこいいな。
世界中から観光客が押し寄せています。
Youtube動画・最高齢」入れ墨師で商機 フィリピン 先住民の村に観光客殺到
1941年末から1945年までの太平洋戦争でルソン島は日本軍の侵略と占領を受けています。
1945年、アメリカ軍により奪回されましたが(ルソン島の戦い)、戦争で都市などのインフラは徹底的に破壊されました。
そうした時代をワン・オドは生き抜き、彫り師を続けてこられたんですよね。
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