遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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第二関節の指が痛い。バネ指とは?原因は糖尿病?

第二関節の指が痛い。バネ指とは?原因は糖尿病?

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母が「指の第二関節が痛いです」

糖尿病でお世話になってる内科で報告がてら診てもらいました。

「老化かもしれませんが、リュウマチの恐れが無いか念のために血液検査をしましょう」

ということで結果は次回ということで帰宅しましたが数日後に、

「整形外科で診てもらった」

痛みをどうにかしてもらいたくて診察に行ったようです。

整形外科の先生は指を診るなり「これはバネ指だね」と診断しました。


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バネ指とは?

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腱や腱鞘が炎症を起こし、やがて腱鞘炎になります。

さらに進行すると引っ掛かりが生じ、指を伸ばそうとするとバネのように急に伸びる症状が起きます。

これを『バネ指』と呼びます。

 

バネ指の治しかた

酷いときにはステロイド注射をします。

母は糖尿病なのでステロイド注射はできません。

軟膏やシップを処方されました。

薬で治まらないときは手術します。

手術は15分程度で保険が効く手術なら3割で約7千円です。

 

バネ指の原因

指の使い過ぎ、老化、女性ホルモンの減少、糖尿病。

母はどの原因も当てはまるので、なるべくしてバネ指になったという気がします。

糖尿病が原因でもバネ指が起こるようなのですが、先生はおわかりにならなかったようです。

適切な科で診察してもらわないとわからないものですね。

後日、血液検査の結果はリユウマチではありませんでした。

童話の音読プリント(無料)を高齢母に送る。

音読プリントに童話(無料)。高齢母に送る。

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JXTG童話賞受賞作品がウェブで公開(無料)されていて、母の好きそうな話がありました。

音読プリントに送ってみました。

送った話は「ふたりだけのヒミツ」「きゅう食のししゃも」の2話です。

「きゅう食のししゃも」は、嫌いなししゃもを楽しく食べる工夫するお話で、そのアイディアに感心しました。

母の魚嫌いにも使えそう。

クラスメイトが一緒にアイディア出してくれるのもほほえましく、読んだ後にちょっと幸せな気分になります。

他にもお話が無料で読めて面白いのでおすすめです。

 

リンク 童話の花束(JXTG童話賞受賞作品)

 


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母も童話を読んで「面白かった!」と言ってくれました。

「小学生が書いたお話なんだよ」教えたら、

「えー!あんなに上手に書けるなんて!」と母は驚いていました。

そして「実はね、、、私もちょっと書いてみたのよ」と告白したのです!

 

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特に趣味の無い母

趣味になったらいいなと思って、童話を書いてみたら?と何度も言ってみました。

また創作活動は脳の活性化にも良いはず。

「童話コンクールで入賞したら賞金ももらえるよ」

タダではやらない母の性格を知っているので、そんなことも言ってみました。

けれどもこれまで前向きな返事をもらったことはありません。

それがいきなり「書いてみた」と言ったので驚きです。


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電話で話を読み上げてもらうと、なかなか面白く書けていたので、

「んまー!すごく面白いじゃない!」

さんざん褒めておきました。

後日に手紙に「面白いので童話コンクールに応募してみては?」と原稿用紙とコンクールの情報を添えて送りました。

どうするかな?と思ったら、応募したようです。

「まぁ、入賞は無理だろうけど」

母は言いますが、いやいや期待してるはず( *´艸`)

これまであきらめているようなマイナスな発言が多かっただけに、様子が変わってきたことがうれしいです。

応募するという行為が大事だと思っているので、今後も続けてもらえたらなと思っています。

母が読書をはじめました。奥田英朗『我が家のヒミツ』、高田郁『花だより みをつくし料理帖 特別巻』

母が読書をはじめました。

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本を読むのが好きな母でしたが、高齢になって

「目が疲れるから読書はしなくなった」

と聞いたのが施設に入所した1年半前。

図書館で本を借りては?の問いに対する返事でした。

ところが先日「本を読んでいる」とメールが来たのです。

詳しく聞くと、施設に無料で借りれる本が少しだけ置いてあるのだそう。 

 

何を読んでいるのか聞いてみたら、奥田英朗の『我が家のヒミツ』でした。

 

読後感の良い家族小説です。

 

数日後、母がまた読書をしていると言います。

何を読んでいるのか聞いてみたら、高田郁の『花だより みをつくし料理帖 特別巻』

 

 

これも施設に置いてあったのかと聞いたら「買った」と言うではありませんか。

へぇー!本を買ってまで読む気になったなんて。

なぜこの本を買ったのか聞いたら、

「表紙がキレイだったから」

あ、、、そういう基準で本を買うのね。

「これ面白いのよ」

調べてみると、みをつくし料理帖シリーズで、かなりの人気の作品でした。

北川景子さん主演で映画になったり、ドラマ化もされていました。

母は昔から本を選ぶのが上手で、コツを聞いてみたのですが、

「いいと思ったのを買ってるだけよ」

 

私が小学生の頃に『霧のむこうのふしぎな町』を買ってきてくれたことがありました。

宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』のヒントになった作品です。

これも「パラパラっと見て、いいと思ったので買ってきた」と言っていました。

 

母が読書を再開したきっかけは「音読」に送ったプリントではないかなと思います。

宮沢賢治の「注文の多い料理店」は面白くて何度も読んだと話していました。

あと糖尿病の数値が良くなり、身体がラクになったこともあります。

読書は(ただ本を読むだけ)という感覚でしたが、高齢になるとそれさえも難しくなることがあるのだなと感じます。

母がまた読書を再開してくれてうれしいです。