遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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医療費と介護費をたくさん払ったなら返金があるかも!高額医療・高額介護合算制度。申請書を提出しよう!

医療費と介護費をたくさん払ったなら返金があるかも!高額医療・高額介護合算制度。申請書を提出しよう!

 

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画像参考 厚生省

医療費と介護費の負担が大きかった家庭向けの情報です。

高額医療・高額介護合算制度の申請書を提出すれば返金があるかも!

制度のイメージ図をご覧いただくと理解しやすいと思います。

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高額医療・高額介護合算制度は以前にも書きましたが、役所に問い合わせたところ「該当する場合は申請書を郵送します」と言われました。

(父は国民健康保険なので役所に問い合わせしましたが、加入している保険組合に申請するものなのでお間違えなく)

でも役所のホームページには「この支給を受けるには申請が必要です」としか書いてありませんでした。(他府県の役所のホームページも同様でした)

ひとこと「該当する場合は高額介護合算療養費等支給申請書(兼自己負担額証明書交付申請書)を郵送します」と書いてあればわざわざ問い合わせしないのになぁ。

でも、自治体によって異なるようで、申請しても該当しない場合はその旨の通知が届きます、という記述も見かけました。

これって、その市町村では自主的に申請書を出さない限り高額医療・高額介護合算制度を受けられないってことですよね?

高額医療・高額介護合算制度を知らなければ放置されてしまう市町村もある。。。怖!

高額医療・高額介護合算制度に該当していそうなのに申請書が送られてこないなど、気になるときは加入している保険組合に問い合わせるのが確実です。 

高額医療・高額介護合算制度について。該当するかどうか?

 

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世帯内で同一の医療保険国民健康保険、被用者保険、後期高齢者医療制度)において、一年間(8月1日から翌年7月31日)の医療保険介護保険の自己負担額合計が世帯の限度額を超えた場合、その超えた額が医療保険介護保険それぞれから按分して支給されます。

ただし、自己負担額合計から自己負担限度額を差し引いたとき、500円以上となる場合に限り支給されます。

はじめこれを読んで、はぁ?でした(笑)

まず家族の保険証が同じ機関から発行されているものか確認。そのうえで、

8月1日から翌年7月31日までの一年間に医療保険介護保険の自己負担額が世帯の限度額(一般56万円)を超えた人が該当します。

世帯限度額は所得に応じて異なります。

 

高額医療・高額介護合算制度について。どこに問い合わせしたらいいの?

国民健康保険の場合は、住民票のある役所のホームページ内から高額医療・高額介護合算制度について書かれているページを探してください。

大抵の場合、ページのいちばん下に問い合わせ先が記してあります。

介護課、保険課、介護保険課なことが多いです。

役所のホームページに申請書のPDFが掲載されていることもあります。

父と母が介護認定を受けました。結果が郵送されてきました。父と母の介護認定を受けて感じたこと。

父と母が介護認定を受けました。結果が郵送されてきました。

 

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父と母が介護保険の認定を受けて約1ケ月後、結果が郵送されてきました。

父は要介護4!

要介護5がいちばん高く、その一歩手前です。

そんなに悪いのー!ショック!

お医者様の見立てでは要介護3かも、と言われていたのがリハビリで少し回復して「要介護3は難しいかも」と言われていたのに!

やっぱり認定をしてもらわないとわからないものですね。

父は身体的な障害以外にも、脳も損傷を受けましたのでそのあたりで要介護が重いのではないかと思いました。

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母の介護認定の結果

父と母は同時に介護認定調査を受けましたが、母の結果のほうが早く送られてきていました。

母の介護認定の結果は、要支援2!

もしかしたら要支援2かも?とは思っていましたが、認定する人が厳しい判断をすると聞いたことがあったので、要支援1くらいに落ち着くかな?と思っていました。

でも結果は要支援2。

これでケアハウス以外にも入所できる施設が増えるし、介護サービスも利用できるので、認定されたおかげで選択肢が増えたのはよかったです。

また父の入所の際も、同居者からの介護が難しいという判断基準にもなりますから、優先順位の点数に加えて頂けると思います。

 

父と母の介護認定を受けて感じたこと

 

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 介護度が重ければ重いほど、介護サービスを利用できる金額枠が大きくなります。

父の要介護4の認定は、十分な介護サービスが期待できてうれしい反面、重い判定に父はもう以前のような体にならないんだなと改めて知って悲しい気持ちになりました。

言いようのない複雑な気持ちがモヤモヤと胸の中で渦巻きました。

母の介護認定も同じです。

要支援2は、重い介護度では無いけれど、母は支援が必要な高齢者なのだ、と改めて知ってショックを受けました。

親の老いを受け入れるのは難しいですね。

母も自分の結果にショックを受けましたが、普段から「大丈夫」と言って自分でなんでもやってしまうので、それが無理な体なのだと自覚するのにいい機会でした。

介護認定は第三者が判断してくれるため、親や子供にとって現状を受け入れやすく、受けてもらってよかったと思いました。

介護認定おすすめです!

父の虚血性大腸炎とは?手術で人口肛門(ストーマ)をすすめられる!?かかった入院費用はいくら?(体験談)

父の虚血性大腸炎とは?事前に知っておきたい症状。

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父が介護老人施設から病院に入院しました。

診断は虚血性大腸炎

虚血性大腸炎とは大腸への血液の循環が悪くなり、必要な酸素や栄養分が供給されなくなるために、大腸粘膜が虚血となり炎症や潰瘍を生じる疾患です。

虚血性大腸炎の症状として突然の腹痛、下血がみられます。

もともと血管に動脈硬化があるところに便秘などが誘因となって発症するといわれています。

父は突然の下血で、施設の職員の判断により救急車を呼ばれ病院へ搬送されました。

父がタバコをやめていたら、脳梗塞も虚血性大腸炎も起きなかったかも。。。ため息がでます。

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虚血性大腸炎は手術になれば人口肛門(ストーマ)!?

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 医師からは手術をすすめられました。

手術でひどく腫れた部分の大腸を切除し、人口肛門(ストーマ)をつけます。

人口肛門!?

かなりショックな言葉だったのですが、調べたら今は良い人口肛門のパウチがあり、日常生活にさほど支障なく暮らせるとありました。

ぐぅぐぅさんのツイッターストーマのわかりやすい説明があります。

しかし、父には脳梗塞の麻痺があり、人の手助け無しにパウチの交換はできません。

感染症のリスクもあります。

入所できる介護施設も限られてきます。

介護施設が制限されるのは厳しい!なんとか人口肛門をつけないようにしたいところ。

CTの検査結果を見ながら、手術はしない方向でお願いしました。

父自身も手術には反対でした。

 

 虚血性大腸炎の投薬治療を優先した結果

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父は手術はせず、幸運にも投薬だけで治りました。

医師から手術をすすめられても、一旦保留して考える時間を作るのは大事だと感じました。(緊急手術を除く)

もしも母が独断で手術をお願いしていたらと思うとゾッとします。

父自身も手術に反対だったのが大きいですが、投薬でできるだけ粘ってみる、という選択肢もありなんだなと思いました。

ただ父は微熱が続いて苦しそうでしたし、首に点滴をしなければなりませんでした。

首に点滴は一瞬ドキッとする衝撃的な光景でした。

 

 首から点滴するのは、中心静脈栄養法と呼ばれるもので、高エネルギーの輸液の投与ができます。

嚥下がうまくできなくなっている患者さんや、消化器系の病気で食事を十分摂れない患者さんが栄養を補うために行います。

その後、父は腕の点滴になり、お粥などの食事を摂れるようになっていきました。

ようやく腫れが引いたとき、抗生物質の副作用と思われる大腸の腫れが再び起きました。

これは抗生物質を変えることで1週間程でおさまりました。ホッとしました。

 

虚血性大腸炎。投薬治療でかかった入院費用はいくら? 

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 父は2ケ月半ほど入院しました。

入院費用は184,680円でした。

もし手術をしても、高額医療費制度で上限があるため月の負担額は変わりません。

しかし、入院期間が長くなることが考えられますので入院費用が1ケ月分ほど負担増しになった可能性があります。

 

高額医療費制度は、70歳以上で 一般(年収156万~約370万円)の方は上限額が月額5万7600円になります。

4回目から「多数回」に該当し上限額が4万4400円に下がります。 

3ヶ月の入院で最低でも172,800円の入院費が必要ということになります。

4ケ月の入院で最低でも217,200円の入院費が必要です。

プラス雑費(差額ベッド代など医療費とは別途計算されるもの)の支払いが生じます。

 父の入院費・2ケ月半で184,680円は雑費も含んでいます。

後日、『高額療養費支給申請書』で返金されることもあります。

その記事は→コチラ