遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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介護・医療費の負担が大きい!親と同居してるなら「世帯分離」手続きができないか確認を。

【介護・医療費】親と同居してるなら「世帯分離」手続きができないか確認を。

 

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働き盛りの子が親と同居している場合、親の収入がわずかでも、高所得世帯の一員とされ、医療費や介護費が高くなってしまうことがあります。

親の年金で医療費や介護費が賄えない場合は、世帯分離ができないか確認してみてください。

世帯分離手続きをして認められれば、医療費や介護費が軽減されることがあります。

世帯分離手続きをするには「住民異動届出書」を役所に提出します。

世帯分離には、生計が別であることが条件となっています。

完全分離型の2世帯同居なら、光熱費が分けられている作りなので、生計が別であることが証明しやすいです。

同じ屋根の下に暮らしていても、生計が別だと認められる場合もありますので、自治体に相談してみてください。

自治体によって対応が異なります。

世帯分離をしても扶養はそのままにできるのがポイントです。

 


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【介護・医療費】「世帯分離」をしたほうが良い家族はどんな場合?

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健康保険、介護保険の保険料金、介護保険の自己負担額などは、世帯所得によって決められています。

世帯所得が低くなれば、その分、負担が軽減されます。

親が「住民税の非課税世帯」になる場合や、夫婦の年収が463万円未満(単身の場合は340万円未満)になる場合に世帯分離はおすすめです。

 

年金収入の親が、住民税が非課税となるには、

・65歳以上で配偶者がいない人 公的年金収入金額が155万円以下

・65歳以上で配偶者がいる人 公的年金額収入金額が211万円以下

です。

 

世帯分離により夫婦の年収が463万円未満(単身の場合は340万円未満)になる場合におすすめの理由は、介護費用の自己負担額が2割負担に軽減できるからです。

スーパーで話しかけて来る高齢者に思うこと。

スーパーで話しかけて来る高齢者に思うこと。

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先日、スーパーで商品を詰めているとおじいさんが

「そういうエコバッグがあるんだ」

と感心した様子で言いました。

「いやー!勉強になった!」 

それでおじいさんは去っていったのですが、何年も前のことを思い出しました。

そのときも私は商品を袋に詰めていて、おじいさんが話しかけてきました。

「先日に妻が亡くなってね、それからスーパーにこうして買い物に来てるのよ」

突然、話しかけられて驚いたのもありますが、

「妻が亡くなって」という重い言葉にどう反応していいかわからず、

「そうなんですか。。。」

おじいさんはニコニコ笑って、

「今日で二週間になるんです。こんな風にお買い物して自分でご飯を作るの」

「、、、大変ですね」

それで会話は終わったのですが、未だに気になっています。

どうして話しかけてきたのかな?

寂しかったのかな?

だとしたら、スーパーであんなふうに会話を求めるなんて、ちょっと切ない気もしました。

 

おひとりさまの最期 

 

ときどき高齢者向けのアドバイスとして、若いお友達を作ろう!という特集を雑誌で見かけることもあります。

自分が長生きした場合、同世代の友達だと亡くなってしまうことがあるので、誰もいなくなった、、、ということが生じるというのです。

また、若いお友達と接することでいつまでも若々しくいられるのだとか。

まぁ、それは置いといて、ちょっと世間話ができる人が身近にいるのは大事かもしれないですね。

自宅で妻を介護「大変」と漏らす高齢男性の言葉に気をつけて!それは緊急レベル・ヘルプサインかもしれない。

自宅で妻を介護「大変」と漏らす高齢男性の言葉は、緊急ヘルプサイン!?

 

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昨日に、介護について相談するとヒントが得られるかもと書いて、ふと思い出した過去のニュース。

自宅で妻を介護していた高齢男性が、その妻を殺害。

「介護に疲れた」

親戚にはその数日前に「介護が大変」と漏らしていたと聞きます。

高齢な男性は、若い時代に根性論で乗り切ってきた人も多く、なかなか弱みを人に見せることが無いように思います。

そんな男性が親戚に言った「介護が大変」というのは精一杯のヘルプサインだったのではないでしょうか。

親戚も、まさか男性がそこまで追いつめられていたとは思わなかったのでしょう。


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どうしていいかわからず、親戚を頼って洩らした弱音に対して、

「どこも大変だよ。がんばって」

そんな返事だったら、絶望するかもしれません。

その人が限界に達している場合、これ以上がんばれないと思うからです。

介護に加えて、慣れない家事。

妻を抱き起そうとして自分も腰を傷めてしまうこともあります。

「自分がやらなければ!他人に迷惑をかけたくない!」

責任感はあるけれど、現実とのギャップに精神的に限界を迎えます。 

普段、弱音を言わない人が言う「大変」は「限界」という意味に近いのかもしれないと思って、介護に限らず気をつけるようにしています。

 

老い方上手

 

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「それは大変だな」

そんな風に寄り添ってくれるひと言で救われることもあります。

ケアマネージャーに相談してみるといいよ!

これくらいのアドバイスができれば、状況もちょっと変わるんじゃないかなと思うのです。

相談を受けたケアマネージャーがデイサービスや、ショートステイなどの提案をして、介護する家族をサポートしてくれます。

もしも私だったら、本当に相談するかわからないので、それとなくケアマネージャーに気に掛けるようにお願いしてしまうかも。

介護認定を受けて無い場合は、地域包括支援センターに相談すると、様子を見に行ってくれたり聞き取り調査をしてくれたりします。

できるなら、お子さんに状況を伝えてておくのも良いと思います。

親は子供に迷惑をかけたくないため、全く知らせて無いことがありますし、そういう姿を見せたくないということもあります。

どこまで踏み込むか悩ましいですが、介護殺人になるよりは!と思って、ちょっとお節介くらいがこういう場合はいいのかなと思います。

本当に「介護に疲れた」という介護殺人のニュースを見る度に胸が痛くなりますし、他人事では無いとも感じます。