遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


スポンサーリンク

母は大雨には出かけない。

母は大雨には出かけない。

 

f:id:caigo:20180709192324j:plain

ニュースで、生き埋めになった祖母(80歳)をお孫さんが助け出したとのこと。

祖母は骨盤や左膝を骨折し入院。

治ったらリハビリで歩けるようになるといいな。

80歳で骨盤骨折ともなると、他人とはいえその後が心配になります。

「年寄りで心配性で、石垣から出ていた水が気になっていたのかもしれません」と、祖母が外を見回っていたようだと孫が言います。

あらら、見回りしてなければ大けがもせずに済んだかも。

こういった、増水した川を見に行って命を落とした高齢者などのニュースは後を絶ちません。

畑が気になって見に行く人も多く、気持ちはわからなくはないけれど、やっぱり危険。

いくら「危ない」と注意していても、見に行くことに固執している高齢者は家族の目を盗んで出かけてしまう ものです。

一緒に居間にいるとか、作業するとか、とにかく目を離さないのは大事です。

 

 人が死なない防災

 

また「危ない」と注意するより「ケガをしたら困る」など具体的に注意するようにしています。

「危ない」のは自分が気をつければなんとかなる!と思ってるんですよね。

信じられないことに高齢者の自覚が足りない。

でも「ケガしたら困る」となると、家族に迷惑をかけることになります。

田舎なので「見に行ってケガしたらしいよ!と、みんなに噂されちゃうよ」と付け加えるのも効果的でした。

さらに脅すように「転倒して、それがきっかけで歩けなくなることもあるんだよ!」と注意すると、骨折してそのまま寝たきりになった人に心当たりがあり、渋々大人しくなることもありました。

親に言うことを聞かせるのは、なかなか難しいものですね。

 


スポンサーリンク

f:id:caigo:20180630102153j:plain

母は施設にいるので、大雨でも外出する心配は無く、何かあっても職員さんがいるので安心です。

実家にいる頃であれば、戸締りだったり、お買い物に出かけないように言い聞かせたり、気をつけてもらうことが沢山ありました。

両親に施設に入所しておいてもらってよかったと思った今回の大雨。

母はニュースを見て不安になったようで「ここは大丈夫かしら?」と聞いてきました。

施設のある場所は実家よりも栄えている地域で、水害の心配も無いところ。

「大丈夫だと思うけれど、万が一何かあっても職員さんがいるから対応してくれるし、近くに避難所になる中学校や公共施設もあるから、給水もそこでしてもらえると思うよ」

「それを聞いて安心したわ」

実際には災害が起きてみないとわからないけれど、役所も近い場所なので、、、と思っているのは甘いかな?

「飲み物はいつもどうりもらって、断水に備えてそばに置いておいてね」

母に気をつけてしてもらえることはそれくらいか。

 

f:id:caigo:20180528090730j:plain

大雨の翌日。

ツイッターで母の施設からほど近い人が「役所の広報の放送が騒々しくて眠れなかった」とつぶやいていたので「眠れなかった?」と母に聞いてみました。

「え?ものすごく寝ちゃった。全然起きなかったわよ」

「そうなんだ。それならいいのよ。寝られたなら結構」

母の施設には館内放送があって、役所の広報の放送も流れます。

しかし、夜には切ってあったようです。

施設はしっかりした建物なので、外のスピーカー音は聞こえなかったのでしょう。

実家だったら、きっと雨の音や不安で眠れなかったと思います。

70歳以上の高額医療費制度の上限が引き上げられます!(2018年8月から)高齢者に必要な保険額はいくら?

70歳以上の高額医療費制度の上限が引き上げられます!(2018年8月から)高齢者に必要な保険額はいくら?

f:id:caigo:20171204002515j:plain

2018年8月から70歳以上の高額医療費制度の上限が引き上げられます。 

表を見て、あれ?

2017年7月まで、入院と通院が世帯ごとに(一般の場合)月額4万4400円を超える医療費は戻ってきましたが、2017年8月に月額5万7600円に引上げになっていました!

知らなかった~!


スポンサーリンク

 

そしてさらに2018年8月からは以下の表のように、 70歳以上の高額医療費が変わります。

f:id:caigo:20180705234009j:plain

画像参照:厚生省 

一般(年収156万~約370万円)は月額5万7600円のままですが、外来は1万4000円→1万8千円で4千円の引き上げになります。

現役並みに収入のある高齢者も変わります。

これまで現役並み所得者は月額8万1000円でしたが、2018年8月から年収ランクが3つにわけられています。

 

年収1160万円以上は月額25万2600円+(医療費-842,000円)×1%

年収770万円~1160万円は月額16万7400円+(医療費-55万8000円)×1%

年収370万円~770万円は月額80,100円+(医療費-26万7000円)×1%

 

通院(個人ごと)の上限が無くなり、世帯で合算するように変わっています。

ただし、過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は、4回目から「多数回」該当とな り、上限額が下がります。

病院にかからないように、普段からますます健康に気をつける人が増えそうですね。

 

これを機に、加入している保険のを確認するのも良いと思います。

一般の月額5万7600円に加え、雑費など含めて入院にかかる費用を月額10万円と仮に考えます。

入院1日あたり3333円以上(3333×30日=約10万)の受け取りができる保険に加入してればまず安心ではないでしょうか。

やはり歳をとると入退院を繰り返すこともあり、両親の貯蓄があまり無い場合は、現在は70歳以上でも加入できる保険がありますので、掛け捨てタイプのなるべく少額の保険を掛けておくのもおすすめです。

認知症予防にラジオが効くそうです!

認知症予防にラジオが効くそうです!

  

f:id:caigo:20180205171246j:plain

母は施設に入居してからラジオを聞くようになりました。

実家にいるときは、ずっとテレビを見ていましたが、テレビを止めてみたら疲れなくなったと言います。

「それに、ラジオって面白いし、なんだか脳にいいような気がする!」

へぇー、と母の話を聞いていたのですが、雑誌ゆうゆう2018年8月号で「ラジオが脳を強くする」という特集があってびっくり。

母が感じていたことは本当だったのです。

なんでも「聞く力」が低下すると認知症の発症率はアップするそうで、本誌ではラジオの聞き方を工夫することで脳を強くすることができると、医学博士がその方法を紹介しています。

 

「お母さんのやってることはとってもいいことなんだって!記事にコツが書いてあるから読んでみて!」

さっそく記事を母の施設へ郵送しました。

雑誌をそのまま送らないのは、母に教えたくない情報もあるからです。

例えば100円均一を使った便利な収納の紹介があれば「これはいい!」と思って買い物をしてしまうからです。

それがうまくいけばいいのですが、経験上、あまりうまくいかずに無駄使いになっていることが多く、それがあのモノで溢れた実家につながっているわけです。。。あぁ。。。

 

母が施設に入所してから、雑誌ゆうゆうを購読するようになりました。

母に教えたいことが毎号のっていて、とても役立っています。  

 

わざわざ郵送するのは、言葉で言うよりも、記事を渡したほうが母によく伝わるからです。

母も大事だと感じる記事は何度も繰り返し読んで、頭に叩き込むようにしているそう。

「一度読んだだけじゃ覚えられないのよ」と母は言います。

 

また70代前後の元気な高齢者のインタビュー記事を同封しておくようにしています。

今回は70歳から始めた現在は82歳の市民マラソンランナーの記事を送りました。

さすがに真似はできないだろうけど、今から何かをはじめても遅くは無いと思ってくれたらうれしいです。