遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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高齢母との会話。母の情報源は「ラジオ」

 

高齢母との会話。

「ラジオで物語を書くには、ニオイなんかを表現するといいと話してて、

 なるほど、その通りだわと思った」

ラジオでそんなことまで話してくれるのか。

どんな番組でそんな話をしていたか聞くと、

「うーん、どうしてそんな話をしたんだっけ」

と思い出せない。


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最近、磁石のついたポーチを開けるのに苦労しているらしい。

「ラジオで手に力を入れてグーパーすると手に力がつくんだって。

 ボルタリングの人が言ってたから、はじめたんだけど、まだ駄目ねぇ」

 

よくよく聞くと、ペットボトルのフタも開けるのに苦労しているそうだ。

濡れた手やタオルで開けてるらしい。

「補助する道具があるよ」

持ってる!けど使いたくない

 

補助する道具(ペットボトルオープナー)は持っているそうだ。

 

「いかにも高齢者っていうものは使いたくない」

これは祖母の言葉。

ヨロヨロして危ないと周囲が言っても杖を使わない人だった。

どうやら母も祖母と同じ気持ちを持っているようだ。

変なところが似ているなぁ。

 

「初心者は何かを握ってグーパーしたほうが力が入りやすいと思うよ。

 消しゴムとか、新聞を丸めて布を巻いたのを作ってもいいと思う」

「あ!お手玉があるわ。安くて買ったのよ。

 しばらくやってたけど飽きちゃって、どこへしまったかな」

 

飽き性の母は、こうしてモノを溜め込んでいくのだけど、

再び活用できそうでよかった。

 

「多分、箱の中に入れてると思う」

「じゃあ、ついでに箱を整理して、目録をつくって箱に貼っておくといいわよ」

最近「暇してるのよ」と話していたから、私は仕事を提案した。

 

母が「うわー、やることいっぱい」と言い出したので、

「一週間くらいかけて整理したらいいわよ」

と伝えたら、あ、そうか、と大人しくなった。

 

電話を切ったら食事の時間になるので、今、話したことは忘れてしまう可能性がある。

お手玉を探す

・箱を整理する

・目録を箱に貼る

3点をメモしてもらって電話を切った。

実際にやってくれるかは、また別の話だけどもね。