ラジオであまんきみこさんの「天の町やなぎ通り 」を朗読していました。
小さな郵便局に、さしだし人のない「天の町」宛の手紙がくるようになりました。
そんな住所はありません。
困った郵便局長さんが送り主を訪ねていくと、小さな男の子が一人で遊んでいます。
そして“天の町やなぎ通り”は亡くなったお母さんが引っ越した住所だと話します。
それを聞いた郵便局長さんはどうするのか。。。
短いお話ですが、心に残るお話でした。
子供向けのお話なのでしょうが、郵便局長さんが「亡くなったお母さんが引っ越した住所」と聞いたときの気持ちとか、自分が大人になると、大人目線から感じることがあるのだなと思います。
あまんきみこさんの巧みな文章が素晴らしいです。
短い文章でありながら、丁寧に描かれています。
郵便局長さんが送り主を訪ねることになり、若い局員さんがホッとする場面。
子供目線だと、相手にお手紙が届けられることになり安心したと思うと思います。
大人目線だと、余計な仕事(残業)しなくて済んで安心したと思うと思います。
なんだか笑っちゃう。
NHKラジオの聴き逃し配信「らじるらじる」にて、6月30日まで朗読が聞けます。
よかったら聞いてみてください。
関連リンク 聴き逃し | NHKラジオ らじる★らじる
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