線路で遮断機が上がるのを待っていたら、
遠くから自転車の団体がこちらに向かってくるのが見えました。
おじいちゃん軍団。
8人くらい。
ははーん、ゲートボールの帰りかな。
ちょっと先にゲートボール場があるのを思い出しました。
おじいちゃん達は団体でわざわざ遠くから来ているのか。
遮断機があがると、みんな自転車を下りて、押して渡りだしました。
「車が来てるぞ」と先頭が言えば、振り返って「車が来てるぞ」と伝言ゲームのように続いて、安全に配慮してさすが年の功。
すれ違うとき、自転車の前カゴには「安全パトロール」とロゴの入ったカバーを掛けている人が数名。
遮断機を越えた人から、ひらりと自転車にまたがって、ゆっくり漕ぎだして、まるで鯉のように一列になってどこかへ消えていきました。
おじいちゃん軍団は60半ばから70代のように見えました。
コロナ禍なので無駄口はせず静かではありましたが、楽しそうな雰囲気と言うか、少年達が一緒に自転車を漕いでいる、あの様子に通じるものがありました。
歳をとってからも、つるめる友達がいるって楽しいなと感じる出来事でした。