コロナ陽性・自宅療養の妻(糖尿病)・母死亡、朝は異常なく数時間で急変
ご家族全員がコロナ陽性となり、自宅療養していた妻・介護を受けていた母が死亡したニュースがありました。
PCR検査で、平熱だった夫や息子も含め家族全員が陽性と確認された。 夫らは枚方市保健所と相談し、母親の介護などを理由に、自宅療養することを決めた。「トイレに立つのがしんどい」。次第に女性はそう訴えるようになり、母親の介護を夫がするようになった。
陽性判明から約1週間たった昨年12月2日午後3時半頃。
夫が布団で寝ていた女性の様子を見に行くと、顔色が真っ青になっているのに気付いた。呼びかけても反応はなく、隣で寝ていた母親も呼吸が止まっていた。すぐに保健所に連絡し、救急隊が駆けつけたが、2人はその場で死亡が確認された。
夫はその日の朝、2人の看病をしたが、いつもと変わらぬ様子だったという。
抜粋元 【独自】自宅療養の妻・母死亡、朝は異常なく数時間で急変…夫「突然で言葉にならない」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
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妻が「しんどい」と言い出し、母親の介護を夫がするようになった。
このあたりで保健所に再び相談されるとよかったと思いますが、当事者はわからないものですよね。
そんなに深刻だと感じなかったのでしょうし、この頃は急変するとも周知されてなかったのかもしれません。
朝に様子を見に行ったら妻と母親が亡くなっている。
とても恐ろしい光景で、目の当たりにした夫を気の毒に思います。
妻には糖尿病の持病がありました。
コロナ感染者で糖尿病などの持病のある方は重症化しやすいことが、当初からわかっています。
しかし、重症化しやすいだけで、重症化しないかもしれない。
無症状であれば、自宅療養を選択すると思います。
糖尿病を患っている母には、重症化しやすいということは何度も伝えています。
しかし、自覚症状がなければ「大丈夫」と思いそう。。。
このニュースでそう思いました。
先日、日本が極寒になった日に「そんなに寒くない」と自覚症状がないため薄着してた母です。
このとき私が厚着するように促さなければ、母は風邪を引くか、低体温になったかも。
母はこのときのことを振り返って、
「あなたに言われて厚着するようになってから、体がラクになった気がする。
それからラジオで、高齢者は冬に低体温になりやすいって話してたのよ!」
と話してくれました。
ラジオでは常に「暖かくしてください」など注意を促してくれていると思うのですが、自覚してないと情報が母の耳に届かなく、こうして気を付けるようになって、はじめてラジオの情報に気に留まるようになります。
母に、
「もしコロナで陽性になったら、糖尿病を患っているので入院希望の旨を伝えてね。
自覚症状が無くても」
母は施設に入所しているので、周囲の人に感染させないために入院になりそうな気はしていますが、本人の希望が重視されと思うので、母に伝えました。
「わかった」
母は神妙な声で返事しましたが、さて、どこまでわかっているのやら。
母お得意の「こんなことになるとは思わなかった!」は、コロナ禍では死に直結すると思います。