来年、2021年3月からマイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになります。
利用するには登録が必要で、すでにマイナポータルではじまっています。
関連リンク マイナポータル・マイナンバーカードを健康保険証として利用
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1・限度額適用認定証がなくても、高額療養費制度 における限度額以上の支払が免除されます。
70歳以上の高齢者は関係なくない?という人は多いかと思いますが、
70歳以上の方は高齢受給者証を提示することにより、窓口での支払いは自己負担限度額までの支払いとなりますが、現役並み所得者(標準報酬月額28万円~79万円)の方については限度額適用認定証の提示が必要になってます。(2018年より)
限度額適用認定証が無いと、窓口で高額な医療費の支払いをしなければならず、高額療養費制度で返金されるまで立替金が生じます。
貯金があるから平気よ~、という人にはどうでもいい話かもしれません(;^ω^)
でも、下記の書類が持参不要になるんです。
・保険者証類(健康保険被保険者証 / 国民健康保険被保険者証 / 高齢受給者証等)
・被保険者資格証明書
・限度額適用認定証 / 限度額適用・標準負担減額認定証
・特定疾病療養受療証
など。
2・マイナポータルを活用して、自身の医療費情報を確認できるようになります
2021年分所得税の確定申告から、医療費控除の手続でマイナポータルを通じて自動入力が可能になります。
親の確定申告を代行している子供にありがたいかも。
3・マイナンバーカードを使えば引越ししても保険証の切替えを待たずに カードで受診できます。
高齢な両親を子供の近所に呼び寄せるケースがあると思います。
引っ越しで保険証の無い期間が生じるのは不安だと思いますが、マイナンバーカードに登録しておけば保険証として使えます。
引っ越しの際には検討されるのがおすすめです。
4・初めての医療機関等でも、今までに使った薬剤情報や特定健診情報が医師等と共有できます。
本人が同意をすれば、初めての医療機関等でも、今までに使った薬剤情報や特定健診情 報が医師等と共有できます。
特定健診とは40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診です。
5・カードリーダーにかざして、医療保険の資格確認ができます。
マイナンバーカードの健康保険証利用には、ICチップの 中の「電子証明書」を使うため、マイナンバー(12桁の数字)は使われません。
2021年3月から、医療機関・薬局などで、マイ ナンバーカードの健康保険証利用が順次可能となる予定で、令和5年3月末には概ね全ての医療機関等での導入を目指すこととしています。
診察券として利⽤するための実証実験を実施し、実⽤化を図っているところです。
小牧市では、令和2年3月から、マイナンバーカードを市民病院の診察券として利用できるよう進めています。
昨年10月28日からは、診察券として利用するための事前登録の受付を開始しました。
そのうち全国でマイナンバーカードが診察券と保険証の役割を果たすことになると思います。