QRコードがついた高齢者を見かけたらスマホで読み取ろう!『高齢者等見守りシール交付事業』【認知症】
QRコードが印字されたラベルシールがついた高齢者を見かけたらスマホで読み取って下さい。
その高齢者は認知症で徘徊しています。
QRコードを読み込むと、家族に即時メールが通知される仕組みになっています。
スマホが無い、QRコードの読み取り方がわからないときは、シールに記載されている登録番号を警察に伝えます。
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QRコードが印字されたラベルシールは『高齢者等見守りシール交付事業』と言って、自治体の認知症対策のひとつです。
シールに名前や住所は記載するタイプを配布している自治体もありますが、
スマートフォン等で読み取ることのできるQRコードが主流になりつつあります。
利用条件は自治体によって異なりますが、
・認知症と医師に診断されている方
・ケアマネージャーが必要だと判断された方
に無料で配布されます。
私の実家の自治体では『高齢者等見守りシール交付事業』は行われていません。
高齢者が徘徊していれば、ほとんどの場合、近所の方が気がついてくださいます。
しかし、数年に一度くらいどうしてか行方不明で見つからない高齢者がいます。
川に落ちて流されたか。
山へ入って遭難したか。
川へ落ちた場合は発見されることもありますが、山で遭難した場合はお蔵入りになることもあります。
私の田舎の高齢者は、自分の山を持っている人が多く、とても大切にされています。
健康だった頃は山のお手入れに行かれていた人も多いので「山を見にいかねば!」という思いに駆られて山に入ってしまうのではないか、と言われています。
それで山を探すのですが、なにせ認知症なので、他人の山へ間違って入っていることもあり、見つからないことがほとんどです。
以前に、徒歩で歩く人はめったにいない国道で、高齢者の死体が見つかったことがあり、身元のわかるものが無かったために情報公開していました。
地元の人であれば、捜索願いなど出てるでしょうから、すごく不思議な話のように感じました。
認知症の方って、びっくりするくらいの距離を移動されることがあるそうですから、きっとものすごい距離を歩いてきたのだと思います。
夜になると、ほとんど車通りも無い田舎の国道です。
低体温で亡くなってしまったのではないかな。
昼間だったら声を掛けてくれる人や、警察に通報してくれる人がいたと思うので残念です。