遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


スポンサーリンク

今しか聞けない祖父母のこと。

母にエンディングノートを渡しています。

コクヨの『もしもの時に役立つノート』です。

引き落とし口座、財産だけでなく、知人の連絡先、服用している薬など幅広くカバーしてくれます。

 

その中に、 家族・親族について記入する項目があります。

母はどうやらそこをとても重要視しているようです。

「おじいちゃんの兄の〇〇さんが結婚して、、、それから、、、」

話しはじめると、ベラベラとまー、よくしゃべること!

「それを文章にしようと思うと、なかなか難しくて書けない」

、、、そういうもんですかね?

 

私はとりあえずお葬式関連を記入しておいて欲しいとお願いしただけなのだけれど、、、。

母は自分がコレ!と思ったことを済ませるまでは、非常にこだわります。

「でもね、〇〇がわからないのよ。姉なら知ってるかもしれないから、今度聞いてみようかな」

「わかる範囲で書いてくれたらいいよ」

母を気遣って言ったつもりなのですが、

「あなたも自分のルーツを知る機会なんてないでしょ!これはいい機会だから書けるだけ書いとくわ!」

ありがたいですが、なんだか熱心すぎて怖いくらい。

 

母にはいいわよ、と言いましたが興味はあります。

NHKで、著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し紹介する「ファミリーヒストリー」という番組があります。

あの番組面白くて好きなんです。

過去にお笑い芸人で、芥川賞を受賞した小説家でもあるピースの又吉さんが取り上げられたことがありました。 

その回はとても印象深いものでした。 

 

 

又吉さんの祖父は、ハワイで働いていたことがあったのです。

祖父はすでにハワイで出稼ぎをしていた父(又吉さんの祖祖父)を頼ってハワイに渡りました。

そして家族ですら見たことない写真が出てきて、みんなでびっくり。

又吉さんの祖父はハワイで大変苦労されたようで、家族に多くを語らかったようです。

でも、祖父の過去を知った又吉さんはきっと何か思うところがあったのではないかな。 

母にファミリーヒストリーのような家族のドラマティックな歴史は期待できませんが、どんなことを書いてくれているのか読むのが楽しみです。