父の施設選びのとき、月額費用、入居金の有無、アクセスの良さ、環境などを吟味しました。
そして、もうひとつ重要視したのはリハビリです。
リハビリをしっかり継続しないと、あっという間に筋力が落ちて、寝たきりになると聞いていました。
足が不自由でも、自分で移動できるほうがいいはず。
どこまでリハビリで回復するかわかりませんが、それよりも何としてでも寝たきりを避けねば!!
このときはそんな感じで施設探しに意気込んでいました。
リハビリには、専門職員が欠かせません。
理学療法士は、
筋力アップや関節の可動域を広げる訓練をして、歩く、座る、立つなど生活で基本となる体機能を回復するリハビリをサポートしてくれます。
作業療法士は、
食事、トイレ、着替えなど日常生活に即した応用動作を回復するリハビリをサポートします。
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例えば、父のように脳梗塞で片麻痺になり、自力で歩くのが難しい状態の場合。
まずは、理学療法士にリハビリをしてもらいます。
筋力をつけて、基本的な動作が回復してきたら、作業療法士にバトンタッチ。
もしも利き手が不自由になったなら、左手を使って字を書いたり、服を着られるようにトレーニングや指導をしてもらいます。
『33歳漫画家志望が脳梗塞になった話 』という漫画で、
リハビリ・理学療養編、作業療養編が描かれています。
わかりやすいと思いますので、参考までに。
理学療法士や作業療法士が常駐している病院は多いと思いますが、施設にはいないこともあるんです。
だからリハビリを継続してもらおうと思ったら、専門スタッフのいる施設を選ぶか、デイサービスを使って専門スタッフのいるところでリハビリをしてもらう必要があります。
父の入所している施設には理学療法士がいます。
リハビリには家族の希望も聞いてくれて、介護保険の範囲内でみっちりやってください!とお願いしてあります。
この理学療法士さんは、とても熱心に指導してくれるので、リハビリが終わると父はヘトヘト。
その甲斐あって、1年のリハビリでかなり回復しました。
日常生活で車椅子は手放せませんが、自分で操作できますし、車椅子からベッドへの移動は単独で行えます。
寝たきりなるかも!
それくらい酷い状態から、ここまで回復するとは驚きを隠せません。
いかにリハビリが大切かわかりました。
もちろん父がリハビリに励んでくれたお陰でもあります。
父が頑張るので、理学療法士さんも熱心に指導してくださるのだと思います。
現在も週に2~3回リハビリは続いています。
母も父にリハビリを「頑張れ、頑張れ」と言ってもらうようにしています。