遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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スーパーで、高齢者の男女の違いなど感じたこと。

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スーパーに行くと、高齢者がよく足をとめているのがフルーツ売り場。

先日も、おばあさんが柿を買っているのを見かけました。

季節感を大事にしてるように感じます。

おじいさんは、帰り際に安売りのフルーツに気がついて、買おうかどうしようか悩む姿を多く見かけます。

きっと男性は目的があって買い物に来て、そちらに気を取られてフルーツ売り場を通り過ぎてしまうのでしょうね。

それで帰りに気がつく。

いつも面白いなぁと思います。

夏には玄関口のトウモロコシ10本980円をジッと見てるおじいさん(すでにスーパーの袋を下げている)がいて、安いけど10本は多い!と考えているようでした。(私もそう思った)

おばあさんがイチゴのパックを手に取って吟味してる姿を見ることはあっても、ジッと眺めてるのは見ないですね。

 


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通りすがり、おじいさんが塀にもたれて、悲しげな顔でジッと見てらっしゃいました。

何を見てるのかな、、、。

ちょうど車が出るところで、助手席にはおぼあさんが乗っているのが見えました。

車のドアにはデイサービスらしき名前が表記されています。

おじいさんはデイサービスに行くおばあさんを見送っていたんですね。

微笑ましい光景だと思いましたが、、、

おじいさんはひとりで立っているのが難しい様子で、それで塀にもたれていて、、、見送る人も介護が必要そうな状況。

なんだか複雑な気分に。

おばあさんはデイサービスに行ってる間、おじいさんの世話から解放されるので、息抜きに良いと思うのですけれど。

おじいさんとおばあさんはふたり暮らしで、交代でデイサービスに行ってらっしゃるのかな。 

高齢な夫婦の日常に、ふと自分の将来は、、、?

考えさせられました。

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スーパーでおじいさんが買い物かカゴから、シルバーカーに荷物を移していました。

 

 

私はレジをしながら横目でおじいさんを見ていたのですが、ビニール紐を取り出して、入りきらない荷物をシルバーカーの上に固定するつもりのようです。

けれどもその作業が全く終わらない!

ぐるぐると巻いて固定しようとしてらっしゃるんですが、シルバーカーに包帯を巻いているような感じで、それで固定できてるのかしら?

私が荷物を袋に入れてしまった後も、まだ続いていて(お手伝いしようか)とも思ったんですが、いろいろ考えて、あまりに見かねたらここのスーパーのレジの人は優しいから声を掛けるだろうと思ってそのまま通り過ぎることにしました。

スーパーを後にして、

「自分のお父さんがスーパーの買い物であんなに苦労していると子供は知らないかもしれない」

と思いました。

 

お父さんは自分でお買い物もできてるしまだまだ安心、と子供は思ってるんじゃないかな?

でも実際は紙一重かも!

あんなビニール紐でなくて、自転車に取り付けるようなゴム紐とか、もっと荷物のたくさん入るシルバーカーにするとか、いろいろ方法はあるだろうけれど、子供が気がつかなければあのままなのだろうな。。。

もしも子供のいないおじいさんなら?と心配にもなりました。

母に話すと、

「沢山買い物せずに、頻繁にスーパーに行くべきよ!そのほうが健康にもいいし」

他人には厳しい意見を言うじゃない。

でも、意見が出るなら母の脳はまだ働いている!

当たり前だと思っていたことが「まだできてる」と安心のバロメーターになってきました。