AERA (アエラ) 2018年 6/4 号 の特集「IT介護は人に優しい」を読みました。
普段、アエラを読まないんですが、楽天マガジンを利用していて 雑誌が読み放題なのでせっかくだし読んでみよう!と思ったのでした。
その中で目を引いたのが『ここはどこ?途方に暮れる私。VRで認知症の世界を体験』という記事。
専用のゴーグルなどで認知症をヴァーチャル体験できるというもの。
参加者が体験してみて「これは不安だわ!」と答えている様子が興味深かったです。
体験を通して、声を掛けるときに気をつけることを学んだり、過去におばあちゃんが突然叫んだ理由に思いあたったり。
でも、いちばんの感想は「認知症って大変だぁ。。。」だと思います。
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母が入所している施設にも認知症の方がいらっしゃいます。
でも、見た目は普通だし、日常会話程度なら普通にできますし、何よりどの入所者さんが認知症なのか母には知らされていないので「あのひとなんだか変だわ。。。」と不思議に思っていたようです。
「その人はきっと認知症なのよ」
私がアドバイスすると、母は「そうかもしれない!」と納得して、後日「あの人は認知症って他の人に教えてもらったわ。やっぱりそうなのねぇ。全然わからなかったわ!」と言っていました。
ここで難しいなぁと思ったのは、入所さんが認知症であることを知らないと、その人に嫌悪感を抱いたり、ときには会話からケンカに発展することがあることです。
母のように軽度の介護度であれば、認知症の方への配慮がある程度できると思うのですが、生活しながら薄々気がついていく、、、という方法でしかやりようがないのが現状です。
特に母が入所している施設は、さまざまな介護度の入所者さんがいるので、母も戸惑うことも多いです。
ケアハウスだったらもっと母も暮らしやすいのではないか、と改めて思いますが、母はケアハウスには介護度一歩手前な人が多いので、自分が劣っていることが恥ずかしくなるのではないか、と心配していて「ここでいいのよ!」と言います。