遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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はじめての母の施設入所(住宅型有料老人ホーム)暮らしていけるかな?施設に入所してよかったこと、残念だったこと、工夫したこと(感想レビュー)

はじめての母の施設入所(住宅型有料老人ホーム)暮らしていけるかな?

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母は田舎で暮らしていましたから、馴染みのある土地の住宅型有料老人ホームとはいえ、暮らしていけるか少し不安がありました。

「家に帰りたい!」なんてゴネたらどうしよう。。。

また、高齢者で心配なのは環境の大きな変化に伴い、認知症が急激に進むことです。

母にはやや認知症の傾向があるように思えたので、症状が進行しないか気になりました。

しかしその反面、施設には職員さんがいて、入所者を気遣って声がけしてくれるのを知っていましたので、職員さんが親切にしてくれたら問題無いだろうとも期待していました。

 


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はじめての母の施設入所 施設に入所してよかったこと

 

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 施設に入所してよかったと感じたのは、母の電話の声が明るいことです。

「ご飯も出て来るし、お風呂も入るだけで、準備がちっともいらないことがこんなにラクだなんて知らなかったわ!私には自分の世話をするのも大変な状況なのがわかったわ」

母も自分の状態を把握したようで、施設の至れり尽くせりな暮らしが気に入ったようでした。

母の入所した住宅型有料老人ホームでは、レクレーションやイベントにさほど力はいれていません。

しかし、食事の時間の少し前に、自由参加で体操する時間が設けてあったり、塗り絵のカレンダー(自分で塗った後にもらって実際に利用することができる)、折り紙(ゴミ箱を折って活用できるもの)などはあることがわかりました。

母はそういうのが嫌いだと思っていたのですが、なんと参加していると言うではないですか!

自分よりも体が不自由な人が参加してたり、ともかく失敗が恥ずかしくない環境なので気軽に参加できる雰囲気があるようです。

母の新たな一面を発見しました。

施設の人も声を掛けてくれたり、母は働き者が好きなので、よく働くお気に入りの職員さんがいるらしく「あの人はね、ちゃんと考えて仕事してるわ!」と何様目線なのかわかりませんが、ともかくうれしそうに施設の話をしてくれるのでよかったです。

この施設は母に合っていたようですが、母も施設に馴染もうと努力していてくれたとも感じます。

 

はじめての母の施設入所 施設に入所してちょっと残念だったこと

 

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施設に入所してちょっと残念だなと思うのは母の入所している住宅型有料老人ホームには、母よりも随分年上の方が多く、耳や体が不自由だったり、認知症の方が多いので、お友達のような関係をつくれる相手がいないことです。

それでも2ケ月くらい経った頃に、お話し相手を見つけていました。

相手は耳が悪いので話を聞くだけのようですが、、、その方のお話しが面白いので母は気に入っているようです。

「あれこれ聞かれることが嫌いだから、それくらいでいいのよ」と母は言います。

でも、やっぱり若々しい人と接したほうが、自分も若々しくなるので、母の老け込みがやや心配ではあります。

 

はじめての母の施設入所 工夫したこと「母に見やすい地図を用意する」

 

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母は新しいもの好きで、好奇心旺盛な性格です。

その性格を利用して施設周辺の地図をグーグルマップをプリントアウトしました。

母が利用しそうな場所には赤丸をつけ、大きな字でスーパー、郵便局と記入しておきました。

また、徒歩10分など距離の感覚もつかめるように記入しておきました。

馴染みのある土地ではありましたが、車で通るくらいの場所で細かい道がわからなかったため、地図は大いに役立ちました。

母は地図を使って外出して周辺を把握しようと努力しました。

そして2ケ月後には地図無しで外出できるようにまでなりました。

これは母の大きな自信につながったようです。

高齢になってくると「何かを成し遂げた」という感覚から縁遠くなっていくようなので、達成感があったのもよかったです。

また頻繁に外出することで、体力もついて以前よりも長い距離を歩けるようになっていきました。

引っ越したてのときに、何か打ち込めるような課題を持たせることで、不安や心配をする時間を作らせないことは有効だと思います

 

はじめての母の施設入所 工夫したこと「母に手紙を送る」

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地図や書類を送ることもありましたが、ときどき手紙を書いて送るようにしました。

母の入所している住宅型有料老人ホームでは職員さんが部屋に手紙を届けてくれる仕組みになっています。

手紙を受け取る際に職員さんと顔を合わせるし、挨拶程度の会話もすることがあるかもしれません。

そうやって機会をつくることで母が職員さんに慣れたり、職員さんもまた自然と母に声をかけられるようにしたつもりです。

また母は手紙の世代なので、手紙をもらうとちょっとうれしいようです。

いつも電話で話していますが、なんとかネタを絞り出して手紙が届かないかなぁと思ってもらえるような内容を書くことに努めています。