◆介護認定の判定が降りないうちから施設を探すの!?(父の脳梗塞から41日目~)
介護認定は受けたばかり。
判定は1ケ月ほど後に結果が出ます。
しかし、病院側からは1ケ月後に退院を考えていて、受け入れ先が決まり次第、退院をお願いします、と言われました。
えぇ!?介護認定の判定が降りないうちから施設を探すの!?
「介護認定はいくつぐらいになる見込みですか?」と聞いたところ
「介護3以上だと思います」。
ところがリハビリが進むにつれて「介護3は難しいかも」と言われました。
なぜ介護3が基準にされるかというと特養に入れるのが介護3以上だからです。
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父が入所できる介護施設ってどんなものがあるのか?
いざ検索しようとしたらわからなくてパニックでした。
通常は病院のケアマネージャーさんとの相談で介護施設が見つかります。
ケアマネージャーさんから、この施設はどうですか?と、空きのある施設の提案があります。
しかし、私には施設に求める条件がありました。
・私の住む地域からアクセスしやすいこと
・母(実家)からアクセスしやすいこと
・この二つを満たすなら、隣の街でも構わない
「隣の街でも構わない」としたのは、田舎なので実家の近所だと施設の選択肢が少なく、希望するような施設が満室で見つからない可能性が高いからです。
ケアマネージャーさんに相談しましたが、近隣の施設しか把握していませんでしたので、条件を伝えても具体的なアドバイスをもらえませんでした。
これでは広範囲の施設の紹介は望めそうにありません。
私のような施設の探し方をする人が田舎にはほとんどいないことが主な原因だと思いますが、ケアマネージャーさんの力量によって対応が異なるところだと思います。
そこで自分で努力して介護施設を探すことにし、街をまたいで広範囲で探しました。
施設探しに困ったら、
・ケアマネージャーの担当を変えてもらう
・役所の窓口や地域包括センターで施設探しの相談にのってもらう
・民間の検索サービスを利用する
・役所のホームページに掲載されている介護施設のリストを確認する
など自分なりに工夫が必要になってきます。
今回、父の施設はネット検索で自力で調べた結果、役所のホームページに掲載されている介護施設リストを見つけて、住所を確認しながら目星をつけていきました。
◆介護3だけど介護2から入所できる施設に決定した理由
父は介護3の予定でしたが、介護2から入所できる施設を探すことにしました。
理由は、
・介護3の判定がもらえるかわからなかったこと
・特養は待ち人数が多い(順番待ちしていられる状況でない)
・回復して介護3→介護2になったとき施設を移動する可能性がある
特養は除外して施設を探すことにしました。
介護2以上から入所できる施設はあります。
以下の3つの施設に入所できることがわかりました。
◆介護施設選びは大変。予算・立地・介護施設の雰囲気や対応の見定め。
しかし、良さげな施設を見つけたところで我が家の予算に合うかは別問題。
いいな!って思うと、金額も高くて「やっぱりそうか」と思ったり。
介護施設によって費用が異なるので資料を取り寄せたり、直接電話をして聞く必要があります。
介護施設には平日の昼間にしか担当者がいないことが多く、仕事の合間に電話して聞くなんてことはできません。
この作業には本当に時間が取られてしまい、とても疲れました。
施設の営業時間内に時間が取れない場合や、施設に電話するのがためらわれる方は 老人ホーム検索のLIFULL介護 からネットから無料で資料請求を申し込みすることができます。
LIFULL介護は上場企業の株式会社LIFULLの関連会社なので安心して利用できます。
こういったサービスを上手に利用されると時間や手間を省くことができますが、実家は田舎で周辺の老人介護施設はほとんど登録が見られなかったので請求できなかったのが残念です。
◆介護施設を決定!介護認定の判定が降りないうちから介護施設の入所手続きを開始
父が入所するのに良さそうな介護施設を見つけました。
問い合わせると、空きがあるとのことだったので、すぐに見学&相談の申し込みます。
「あの、まだ介護認定が下りてないんですけど大丈夫ですか?」と質問すると、
「大丈夫ですよ!見込みはどれくらいですか?」
ハキハキと対応してくださったのも心強く、もうここだろう!この施設しかない!と思いました。
それくらい追い詰められて緊急で施設を探していたのです。
見学して施設の費用を確認をして、その場で入所の申し込み。
本当にバタバタです!
契約書は入所日に手続きすることになりました。
父が施設に入所した後も、介護認定の通知はまだ届きませんでした。
ケアマネージャーさんが役所に催促の電話をしてくれていました。
介護認定が間に合わなかったらどうなるんだろうと心配しましたが、ケアマネージャーさんがきちんと対処してくれたようで無事に介護保険を適用でき、実費請求も発生しませんでした。
介護施設の対応によっては実費請求されてしまうこともあるようです。
◆病院から直接、介護施設へ引っ越し(移動)した経験談・注意点
父は自宅介護が希望でしたが、さまざまな理由から父には介護施設で暮らしてもらうことになったので、病院から直接、介護施設へ移ることにしました。
介護タクシーを予約手配しました。
移動日に病院に置いてあった着替え、洗面用具などすべてを回収する必要があったのでバタバタしました。
また、病院から介護施設へ薬の引継ぎが必要でした。
病院から処方された薬を父を搬送する際に持たせることにケアマネージャー同士で話がしてあったようですが、看護師さんに伝わってなかったとかで、薬を持たせてもらっていませんでした。
こういう場合、家族が病院へ薬を取りに行き施設に届けるのが普通のようです。
しかし、病院から施設まで微妙に遠く、車でも40分くらいかかります。
しかも、私は遠方から来ていて時間がありません。
介護施設側のケアマネージャーさんが機転を利かせてくれて、この問題に素早く対応してくれました。
詳しくはわかりませんが、用事ついでに受け取りをしてくれたようです。
おかげで助かりました。
病院側のケアマネージャーさんは取りに来てくださいの一点張りだったようですが。
実は病院から介護施設へ移動するまでに、病院側のケアマネージャーとトラブルがありました。
まず、病院側のケアマネージャーが紹介した介護施設を私が拒否したために(条件が合ってなかった)態度が悪くなったように感じます。
大きな病院がそこにしか無いため田舎ではよくあることで、こうしたことを避けるために言いなりになる家族も多く、紹介された介護施設を断る人がまずいないためと思われます。
また、病院側のケアマネージャーは介護施設側の受け入れが決定していないのに、退院日を勝手に決めていたことがわかりました。
父を施設に移動するために遠方から病院へ行ったのに、介護施設からは受け入れの体勢が整って無いので延期してください、と言われてしまいました。
介護施設に確認をしなかった私にも落ち度がありますが、病院のケアマネージャーからは話がついているということだったので、信用するじゃないですか。
このことに病院側にクレームを入れたのもあって、病院のケアマネージャーに恨まれた感がありましたので、薬の件を、嫌がらせか?と思ったほどです。
ケアマネージャーさんがどれだけ経験豊かで、臨機応変に対応してくれるかで、いろいろ違ってきます。
介護施設を選ぶ際には環境だけでなく、ケアマネージャさんのフットワークが軽いかどうかも要チエックだと思いました。