父が入院し、年金はいくらで、電気代など生活費がいくらかかっているのかなど知る必要があるとなり通帳を見てみることになりました。
通帳の場所は母が知っていて助かりました。
通帳を確認するとさまざまな金融機関に分散されており、なんだこれはー!ややこしい!
金額を把握するだけでもひと苦労でした。
実は数年前に私は親が高齢になったことに不安を覚えて、親が元気なうちに親に聞いておくべきことなどを調べていました。
その中でも著者の経験を踏まえて書かれた「70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本」は一部が漫画で書かれており、わかりやすくておすすめです。
それらを参考に口座の確認だけでもと思い挑戦したのですが、聞き方が悪かったようで父からぴしゃりと断られてしまいました。
でもそのときに「じゃあ、お母さんにはわかるようにしてあげてね。いちばん困るのはお母さんだから」と伝えてはいました。
母が通帳の場所や暗証番号を把握していたのはこのときのアドバイスを父が聞いて母に教えていたからだと思います。
以前まで母は「全く知らない」と言ってましたから。
どうして両親がこんなにバラバラに口座を分散させていたか考えました。
両親が口座振替などを申し込んだのは今から二十年近く前かもしれません。
当時は電気代や水道代は地方の自治体と提携した金融機関のみの取り扱いの場合が多く、今ほど金融機関の選択肢が無かったのかも。
その結果、それぞれに口座を開設し、それぞれから口座振替をすることになってしまったのではないでしょうか。
それぞれの口座から引き落とされるので、お金の入金を振り分けるのは面倒だと思うのですが、両親はもうそこからしか引き落としできないと思っていて、口座を変更するという考えが全く思いつかなかったそうです。
両親の通帳を確認して、引き落とし口座がバラバラであればひとつの通帳にまとめることを提案してみてはどうでしょうか。
また田舎でありがちだと思ったのが地方銀行や農協を利用していたこと。
田舎であれば地方銀行のATMはどこにでもありますし、現在はコンビ二のATMと提携していて全国どこでも利用しやすくはなっています。
しかし、もしも手続きが必要となったとき、田舎まで帰省しなければならないのは不便です。
そこでゆうちょ銀行で年金の振込から電気代などの引き落としを統一してもらうことにしました。
ついでに母の口座の暗証番号の把握もしたいと思いエンディングノートを渡すことにしました。
エンディングノートには保険、クレジットカードなどさまざまな項目が用意されているので親に記入しておいてもらえれば親に何かあったときに役立つはずです。
両親が70歳を超えたら渡しておくのがおすすめです。
現在はエンディングノートなどに書き留めておくのが定番になりつつありますから、抵抗を感じる人は少ないのではないでしょうか。
エンディングノートは母に渡したばかりなので、記入してくれているかどうか確認が必要だとは思っています。