遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


スポンサーリンク

父の代わりに、年賀状の辞退・父の介護施設の入所、お知らせハガキを家族が作成する。【はがきの文面・例文有り】

父の代わりに、年賀状の辞退・父の介護施設の入所、お知らせハガキを家族が作成する【はがきの文面・例文有り】

f:id:caigo:20170922150613j:plain

父が介護施設に入所して、気になったのは父の友人や知人達へのお知らせです。

田舎なので父が病院に入院したことは近辺に住む人には口づてに伝わって、お見舞いに皆さんやって来て下さいました。

父を励まして頂いて、とてもありがたかったです。

病院を退院する頃、介護施設への入所はまだ周囲にお知らせしていませんでした。

さて、どう知らせようか。

いや、それ以前に知らせるものなのか?

ネットで検索してみましたが「介護施設の入所について周囲に知らせること」について触れている記事無かったので、自分なりに考えました。

それで出した結論は

「そうだ!年賀状辞退のお知らせと一緒に知らせたらどうだろう!?

 

 

◆年賀状辞退のハガキはいつ出すものなのか?

 

父の様子から今後、父が友人に年賀状は出すことはないと判断しました。

近年では高齢を理由に年賀状を辞退する高齢者が増えています。

そこで、高齢者が年賀状辞退のハガキをいつ送るのか調べました。

すると本人が出す場合、年賀状に来年以降の挨拶を控える旨を添えておく、というのが一般的なようです。

喪中ハガキと同じく、11月から12月初旬に挨拶状を出す方もおられるようです。

父の年賀状辞退のハガキを家族が出す場合は、11月から12月初旬が好ましいように思いました。

 

 

はがきの文面(例文掲載)

f:id:caigo:20180227134349j:plain

父の介護施設の入所をお知らせする文面に悩みました。

先ほども書きましたが、そのような例文がなかったからです。

本人(父)が出したことにして年賀状辞退の挨拶だけにとどめ、詳細は伏せておく人も多いのかもしれませんね。

参考までに文面を掲載しておきます。

 

妻から夫の友人に介護施設の入所を知らせたい場合の例文

拝啓

(季節のあいさつ文)

さて、夫の(名前)が×月下旬に(病名)を患いました。

 現在はかなり回復しましたが、まだリハビリが必要です。

そこでこの度、リハビリを続けるため施設「〇〇」に×月に入所致しました。

しばらくこちらでお世話になる予定です。

もしよろしければお近くにお越しの際には顔を見に来て頂ければ幸いです。

 

またこのような事情で、年始のご挨拶をどなた様にも今後控えさせていただきたく存じます。

誠に勝手ではございますが、今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。皆々様のご健康をお祈りいたします。

敬具

妻の名前

施設の名称・住所・電話番号など

 

母が父の代理で出した文面にしています。

子供が親の代理でハガキを出すときは「夫→父」に変更してください。

年賀状をやめると知らせがあった人に年賀状を出すか悩まれる人もいますが、父の場合は出したいけど出せなくてごめんなさい、という事情です。

 

先方から父に年賀状が送られてくるのは歓迎なので

今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。」としています。

父にもハガキの文面を読んで聞かせ、承諾を得ました。

 

子供から両親の友人に介護施設の入所を知らせたい場合の例文

拝啓

(季節のあいさつ文)

さて、父(名前)が×月に施設「〇〇」に入所致しました。

このような事情で、年始のご挨拶をどなた様にも今後控えさせていただきたく存じます。

長きに渡りまして皆様にはあたたかい賀状を賜り、ありがとうございました。

心より御礼申し上げます

皆々様のご健康をお祈りいたします。

敬具

子供の名前

施設の名称・住所・電話番号など

施設で面会が可能か記載しておくと親切ですね。(面会可能時刻、予約の有無など)

最寄駅なども記しておくのもおすすめです。

 

本人から友人へ、介護施設入所のお知らせ例文

拝啓

(季節のあいさつ文)

さて、このたび息子(娘)の近所の施設「〇〇」に入所致しました。

このような事情で、年始のご挨拶をどなた様にも今後控えさせていただきたく存じます。

長きに渡りまして皆様にはあたたかい賀状を賜り、ありがとうございました。

心より御礼申し上げます

皆々様のご健康をお祈りいたします。

敬具

施設の名称・住所・電話番号・最寄駅など

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください

 

◆実際に年賀状辞退と施設入所のお知らせハガキを送った時期とその理由。

f:id:caigo:20171204150622j:plain

父が介護施設に入所したのはでした。

11月から12月初旬に年賀状辞退のハガキを出すとなると半年ほど先になります。

私は考えた末に、すぐにでもハガキを送ることにしました。

「ハガキをすぐに送った理由」と「入所を知らせた理由」を紹介していきます。

 

理由1:口づてに伝わってしまうのを避けるため

 

田舎では口づてに伝わってしまうことが多いので、それならばきちんと先に伝えたほうが良いだろうと思いました。

口づてに聞いた人が母に電話をして、父に会いに行ってもいいか確認の電話をすることでしょう。

そしたら母はいちいち対応しなくてはなりませんから、ハガキを出すのはそんな負担を増やさないためでもあります。

ハガキには施設の住所と電話番号、お見舞い大歓迎なことをはっきりと書きました。

反対にお見舞いに来て欲しくない場合は、その旨を添えておくほうが良いと思います。

 

注・コロナの影響でお見舞いが禁止されている場合はそも旨をはっきり記載しておくと親切だと思います。

 

理由2:訪問客から励ましてもらいたい

 

f:id:caigo:20171204151541j:plain

すぐにでもハガキを送ることにしたいちばんの理由は、父に会いに来て励まして欲しいからです。

そんなことを望むなんて図々しいことだと思いますが、父のことを考えると藁にでもすがるような気持ちでした。

入院中はさまざまな人がお見舞いにやって来て父を励ましてくれました。

しかし、施設に入所してしまえば、訪問者も少なくなるでしょう。

父がこのまま弱ってしまうのではないのか、と心配になりました。

それに入所する頃はちょうど「リハビリが上手くいかなくて落ち込む時期」にあたります。

そんなとき、友人が来て励ましてくれたら!そう願わずにはいられなかったのです。

 

年賀状リストの中には『父が脳梗塞で倒れていることを知らない人』もいますから、ハガキを出せば会いに来てくれる人もいるのではないかと考えました。

ハガキをすぐ出せば季節的に出かけやすい時期に相手に届きます。

会いに来てくれる際に先方に迷惑をかけにくいと思いました。

11月にハガキを出すと、年末に向けて忙しくなっていきますし、日が落ちるのもはやくなり、寒い時期は高齢者(父の友人)も外出しにくいはずです。

友人や知人の訪問で、父の気持ちが前向きになればと思います。

 


スポンサーリンク
理由3:はやいうちになら「リハビリ」のせいにできて都合が良さそう

 

お知らせの文面を「リハビリの為に施設に入所します」ということを強調し、少しでも父や母の気持ちを和らげられたらいいな、と思いました。

父が老人介護施設のお世話になる、その事実は家族も父自身もショックな出来事です。

もっと高齢であれば施設の入所も素直に受けられたと思いますが、 父は70代と高齢者の中では若手とあって、友人たちもまだまだ元気な方が多く、この先長く介護施設にお世話になるつもりだとは心情的に言いたくないところがありました。

 

理由4:縁起でも無いけれど、万が一を考えて(父のために)

 

f:id:caigo:20181002133247j:plain

父が倒れたことで、いつまで元気でいられるかわからない、と正直感じました。

もちろん長生きはしてほしいです。

でも万が一を考えてしまうくらい父は弱ってしまいました。

なるべく元気なうちに、友人や知人に会わせておきたいと思いました。

実は父が倒れる数ヶ月間に「友人に会いたいなぁ」と話していたのです。

父の心残りが少しでも無くなればと思います。

 

理由5:縁起でも無いけれど、万が一を考えて(父の友人のために)

 

私の話なのですが、先輩の息子さんから11月に喪中ハガキが届き、お世話になっていた先輩が正月開けてすぐに亡くなっていたことを知りました。

つまり先輩が亡くなられて約1年後に知りました。

お葬式は身内でされたようで、先輩と30年以上同僚だった方も参列していません。

また喪中ハガキにはどうして亡くなったのかも記載されていなかったのでわかりません。

先輩は「お別れが出来なかったのが心残り」だと話していました。

「そうですよね、、、」としか言葉が出てきませんでした。

定年退職後も会っていたくらい仲が良かった二人。

しかし近年はお互いが高齢になって頻繁に会うこともできなくなり、3年前に会ったのが最後となってしまいました。

そんな経験もあって、父の友人にハガキでお知らせしました。

 

相手の住所などが不明な場合は、年賀状が届いた後に、寒中見舞いと一緒に「年賀状辞退のお知らせ」をすると良いと思います。

 

関連記事

父は退院後、老人施設へ入所。お見舞いのお返しはどうするの?お返しのタイミングは?

 

介護施設に入所中の父の様子をハガキでお知らせ、暑中・残暑見舞いで「面会のお知らせ(文例)」無料はがきテンプレート

入院で支払った医療費が返金される!高額療養費支給の申請書の提出。高額療養費制度

入院で支払った医療費が返金される!高額療養費支給の申請書。高額療養費制度

 

f:id:caigo:20171002125312j:plain

先日に、高額療養費制度が70歳の父には自動的に自己負担限度額までで処理されることがわかりました。

が!

高額療養費支給の申請書が役所から送られてきました。

( ,,`・ω・´)ンンン?

あれー?自己負担限度額までしか払ってないはずだけど。

スポンサーリンク

 

内容に、該当する領収証を添付のうえ申請書を提出してください、とあります。

確認すると入院していた病院と歯医者の領収証。

父は入院中に隣接した歯医者で入れ歯の調整をしてもらっていました。

つまり、その歯医者の医療費と、入院していた医療費を足すと、自己限度額を超えていることになります。

そういうことか!

それで役所から高額療養費支給の申請書が送られてきたのです。

なんと、該当する場合は高額療養費支給の申請書が自動的に送られてくるのです!

必要事項に記入して返送する必要はありますが、高額療養費支給の申請書を提出すれば還付が受けられます。

なるほどね!

今まで確定申告の医療費控除と同じで、こちらから申請しないと還付が受けられないシステムばかりなのかと思っていました。

なんて親切なシステムなんでしょう!

今回、父を通して高額療養費制度がどんなものかやっと理解できたと思います。

他にも、高額介護合算療養費制度、高額介護(予防)サービス費など別の制度もありますが、役所に確認したところ、こちらも該当する場合は役所から申請書が届きますよ、とのことで安心しました。

自治体によっては自動的に送られてこない所もあるようなので、役所に窓口や電話で確認されるのがおすすめです)

 

あぶない!還付してもらい損ねるとこでした!

役所から高額療養費支給の申請書が実家に届いていましたが、私は書類の存在を知りませんでした。

そして母はすっかり忘れていたのです!

医療費の領収証を整理していて、たまたま高額療養費支給の申請書を見つけました。

それで今回は大丈夫でしたが、遠方だとこういう見過ごしもあるのか!とヒヤッとしました。

両親の郵便物のチエックも大事ですね。

お買い物カゴのような入れ物をいくつか用意して、郵便物、病院の領収書関連、と分けて入れておいてもらうことにしました。

退院後、老人施設へ入所。お見舞いのお返しはどうするの?お返しのタイミングは?

退院後、老人施設へ入所。お見舞いのお返しはどうするの?お返しのタイミングは?

f:id:caigo:20181011101605j:plain

父は脳梗塞を患い、半身に麻痺が残りました。

自宅に戻らず、退院後すぐに老人介護施設に入所します。

母に「父の場合は快気内祝いになるの?」と質問したら、

「お見舞い御礼として贈るつもり」との返事。

なるほど、お見舞い御礼でいいんだ。

 「お礼ってしておけば、先方もお父さんの状態をある程度は察するわよ」とも。

 今まで快気祝いなど機会が無かったので、気にしたことはありませんでしたが、細かいニュアンスが含まれていると知りました。

お返しのタイミングは、父の退院後すぐに贈りました。

 

 

田舎なのでお見舞いに来て下さる人が多く、お知らせが行き届いてない人がお見舞いに来て下さって「病院にお見舞いに行ったけど退院してたぞ」と口コミで退院が広がるんです。

それにお見舞いのお返しが遅いと、親戚からやんわり注意を受けてしまうこともあるので、退院後すぐに手配しました。

お見舞い御礼と同時に転院のお知らせを添えることもあるようです。

父の場合、介護施設の入所のお知らせを同時に送ってしまうと、父が落ち着いてないのに施設へお見舞いに来ることもあるかもしれないと思い、後日「介護施設へ入所のお知らせ」ハガキを送りました。

 

関連リンク 父の代わりに、年賀状の辞退・父の介護施設の入所、お知らせハガキを作成する


スポンサーリンク

 

 退院なら「快気祝い」「快気内祝い」「お見舞御礼」

f:id:caigo:20181011121106j:plain

そもそも快気祝いとは、入院・療養していた人が良くなったことを知らせるために使うものとされ、「病気・ケガがよくなった喜びをお裾分けする」意味があります。

お見舞いのお返し、の意味は後から広まりました。

そこで、

「快気祝い」は「病気・ケガが全快した場合」

「快気内祝い」は「退院したけれど全快とは言えない場合(療養・通院を続けるなど)」

と使い分けることが多いです。

お見舞いをいただいたけれどまだ入院が長引きそうな場合は「お見舞御礼」として贈ります。

本人が亡くなった場合も「お見舞御礼」としますが、熨斗ではなく無地の短冊を添えます。

父の場合「快気内祝い」で贈ると、かえって周囲に心配をかけてしまうと母は考えたようです。

父は老人施設へ入所するのですから「お見舞い御礼」のほうがふさわしいと思います。

 

スポンサーリンク
退院後にお見舞いのお礼に何を贈ったらいいの?

 

f:id:caigo:20170922144230j:plain

父が退院したので、お見舞いを下さった方にお返しを贈ります。

お見舞いのお返しに感謝の気持ちを込めて贈るのが快気祝いです。

快気祝いでは「病気が後に残らないように」と、あとに残らない品物を選びます。

消耗品が快気祝いに相応しいです。

お見舞金の半分を返すケースが多いようですが、私の地域では半分~3分の1程度の金額でお返しするのが定番です。

 

母は洗剤を贈りました。

田舎なのでお見舞い金をくださった方も多く、20人以上にお返しを贈りました。

 

 

快気祝いの定番例

「溶けてなくなる」の意味から

石鹸のギフトセット

お菓子類(焼き菓子・チョコレート)

 

「病を水に流す」の意味から

洗剤のギフトセット

入浴剤のギフトセット

 

「使ってなくなる」

タオルのギフトセット