遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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介護認定の聞き取り調査を病院で受ける。母へのアドバイス。(父の脳梗塞から40日目)要介護認定はどのように行われるか

介護認定の聞き取り調査を夫婦で病院で受ける

 

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父のケアマネージャーが決まってから6日後。

介護認定の聞き取り調査を病院で受ける運びとなりました。

調査員の方が調整してくださって、母も父と同時に病院で調査を受けれることとなりました。

大掃除中の自宅に人を呼びたくない母は大喜び。

聞き取り調査にはなるべくなら立ち会ったほうが良いとはわかっていましたが、 私は都合が悪く立ち合いができませんでした。

しかし、調査員の方が電話で日頃の様子を聞いて下さり母の様子で心配している点をお伝えすることができたのでホッとしました。

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母へのアドバイス「普段どうりに」

 母には、「普段どうりにふるまってね。良く見せる必要は無いからね。今、どんな状態なのか見てもらいたいから」と声を掛けておきました。

必要以上に元気に振舞われてしまうと母の現状がわからなくなります。

聞き取り調査の前日だけでなく、その数日前から何度も言い聞かせてきました。

介護認定の申請を出してから、認定を受けられたら便利なサービスが使えるかもしれない、父の入所の際に有利になるかもしれない、などメリットを伝えたり、認定されることは恥ずかしいことではないことを伝えてきました。

高齢者はすぐに受け入れができません。

受け入れる時間が必要なのです。

母の心のケア

 私には何も言いませんでしたが介護認定の申請には、母の心の葛藤が垣間見えました。

「あの人も受けてないのに、、、」

母がそう漏らしたことがありました。

母より年上の近所の高齢者が介護認定を受けていないことが大きく影響していると思います。

なので母に聞き取り調査を受けることを肯定してあげるのは大事だと思いました。

最初の頃は歯切れの悪い返事をしていた母ですが、前日には「そうね、そうするわ!」と元気よく答えてくれました。

日々伝えてきたお陰で、母も聞き取り調査を受ける抵抗は薄まっていったようです。

母は父にも同じように伝えたらしく、父も普段どうりの様子のまま聞き取り調査を受けてくれたと聞きました。

 

介護認定の聞き取り調査とは?

 聞き取り調査を受ける前日、

「、、、何を聞かれるの?どんな調査なの?」

と不安そうに母が聞きました。

そうか、母は知らないんだ。

「50個くらい質問されてそれに答えると聞いたよ」

「、、、そんなのでわかるの?」

「名前を聞いて答えられなかったら、それで介護が必要かどうかわかるでしょ。難しいことは聞かれないわよ」

「そういうことかぁ」

母はホッとしたようでした。

どんなことをされるのかわからないと不安ですよね。

母も気軽に聞いてくれればいいのに、とも思いましたが、こちらから教えてあげられるような気遣いができれば良かったなと思いました。

 

ポイント

・介護認定を受ける抵抗や不安をなるべく無くしてあげる

・前日に言っても実行できないので、数日前から暗示にかけるつもりで根気よく伝えておく

 

要介護認定はどのように行われるか

 

  要介護認定は、介護サービスの必要度(どれ位、介護のサービスを行う必要があるか)を判断するものです。

従って、その方の病気の重さと要介護度の高さとが必ずしも一致しない場合があります。

介護サービスの必要度(どれ位、介護サービスを行う必要があるか)の判定は、客観的で公平な判定を行うため、コンピュータによる一次判定と、それを原案として保健医療福祉の学識経験者が行う二次判定の二段階で行います

厚生労働省の「要介護認定はどのように行われるか」にて詳細が紹介されています。

医師からの話&父のケアマネが決まる(父の脳梗塞から34日目)

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父について医師から説明を受けました。

左脳にダメージを受けていて、言語やモノを考えるのが難しいと。

あれが食べたい飲みたいなどの簡単なコミュニケーションはとれていますが、車の運転や家のことを考えるのは無理なようです。

私はやっぱりか、と思うと同時に、父が以前のような父で無くなってしまったことに肩を落としました。

薄々は父の状態に気がついていたものの、医師からはっきり言われてみると心のダメージが大きかったです。

 

父のケアマネージャーが決まりました。

この段階では、申請のみで介護認定はまだされていません。

通常は介護認定を受けてからケアマネージャーを決めることになりますが、認定を急ぐ場合は暫定的についてくれるようです。

ケアマネージャーは本人、家族、役所、介護関連施設などをつなぐ大切な役割を担っています。

父は病室で認定の聞き取りを行うことになるので、役所と病院のスケジュール調整も行ってくれると聞きました。

高齢な母に食事の宅配「食卓便」がスタート。(父の脳梗塞から22日目)

高齢な母に食事の宅配「食卓便」がはじまりました(感想)

 

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母には糖尿の傾向があり、ひとり暮らしの食事が心配でした。

そこで、食事の宅配を申し込んでいました。

その食卓便がはじまったと母から連絡がありました。

食卓便とは栄養バランスのとれたお弁当(冷凍)を宅配してくれるサービスです。

最初はお試しで申し込むつもりだと思っていたらガッツリ定期便を申し込んでいました!

(気に入らなかったらどうするの!?)と私は驚いたんですが、母の思いがけない行動にドキドキします。

母の食生活はむちゃくちゃなので、栄養バランスのとれたお弁当を1日1食だけでも食べてもらえれば安心できます。

なので、驚いたことは黙っておきました。

母は1週間毎に1週間分の食事を宅配してもらうようにしていました。

 

 
高齢な母が食べてみた、食事の宅配「食卓便」の感想

糖尿傾向にある母の申し込んだ食卓便は減塩タイプで、味が薄めです。

母の食べた感想は「味はまずくない」

いつも評価は辛口な母です。

どうかな、、、続けられるかな、、、。

心配していましたが、後日、

「味に慣れてきたら、なかなか美味しいわよ」

「電子レンジでチンして食べるだけだから簡単なのがいい」

「おかずもいろいろあるのよ」

「味付けが毎回違うし、内容もかぶらないのよ~」

母は何かと文句が多いのほうなので、思いがけず好評なのにはびっくり。

とても気に入ったようです。

これで母の食生活がまともになったので安心です。

 

塩分・カロリーが気になる方に! おいしい食事制限なら「食宅便ケアシリーズ」  

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母が申し込んだ宅配は塩分ケアコースです。

他にも、

カロリーケアコース

たんぱくケアコース

やわらかい食事コース

など、目的に合わせてコースを選べます。

 

私が食卓便で良いと感じたポイント(感想)

私が食卓便で良いと感じたポイントは、お皿を洗う必要がないことです。

電子レンジでチンして、そのままお皿のようなトレイから食事できます。

食事の宅配を探してみると、お皿に移しかえる必要があったり、そのまま食べられる状態の食事がほとんどありませんでした。

母に元気があるときは良いのですが、疲れていたり、少し体調が悪いとその作業も面倒だったりしますので「そのまま温めるだけで食べられる」のは遠方から見守る子供として、とても心強いです。